ライアン・ジョンソン監督の製作会社「T-Street」が、ワーナー・ブラザースと2本の映画製作契約を結んだことが明らかになった。

T-Streetは、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を手がけたジョンソン監督と長年のパートナーであるプロデューサーのラム・バーグマンが立ちあげた制作会社。「ナイブズ・アウト グラス・オニオン」とその続編をNetflix向けに、テレビドラマポーカー・フェイス」を米動画配信サービスのPeacock向けに制作している。また、NetflixのSFドラマ「三体」の製作総指揮にもジョンソン監督とバーグマンは名を連ねている。

ジョンソン監督といえば、「BRICK ブリック」「LOOPERルーパー」「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」など、幅広いジャンルの映画でその才能を発揮。「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」では超大作にも挑戦している。

マイケル・デ・ルカとパメラ・アブディが共同代表を務めるワーナーは、人気クリエイターの取り込みに積極的で、もともと契約を結んでいたマーゴット・ロビーやライアン・クーグラー監督に加えて、トム・クルーズやポール・トーマス・アンダーソン監督とのクリエイティブ関係を強化している。

今回の契約締結にあたり、ワーナーは「ライアンとラムは多くのエンタテインメント作品の背後にいる天才的なデュオであり、ワーナーブラザース・モーション・ピクチャー・グループの家族として、世界中の映画ファンに素晴らしい映画を提供するための最適な場所へやってきました」とコメントを発表している。

なお、ジョンソン監督は年内にNetflix向けに「ナイブズ・アウト3(仮題)」をクランクインする予定。

ライアン・ジョンソン監督 Photo by Frazer Harrison/Getty Images