東京大学

3月に高校を卒業し、大学入学まで残りわずか。春からのキャンパスライフに胸を膨らませつつ、新生活の準備を進めていることだろう。

現在、ネット上では、長崎県対馬の高校から東京大学に進学する学生が出たことが「リアルドラゴン桜」と話題を呼んでいて…。

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■長崎対馬から東大合格者が

ことの発端は、大学受験に関する様々な情報を発信する「受験総合研究所(じゅそうけん)」公式Xの投稿。内容としては、今年長崎県立対馬高等学校から東京大学合格者が出たというもの。

対馬は九州最北端に位置し、九州本土から約130kmの場所にある自然豊かな島。対馬高校は山地に囲まれた場所に校舎を構える。

「普通科」「商業科」「国際文化交流科」の三学科があり、2022年度は普通科から九州大学広島大学など国公立大学の合格者を出している。ただ、同校の公式ホームページで公開している過去3年間の主な進学実績を見ても、東大に進学した生徒はいない。

 

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■「リアルドラゴン桜」と話題に

日本最難関の東大受験といえば、漫画『ドラゴン桜』があまりにも有名。同作は、元暴走族の弁護士が東大受験では無名だった高校に改革を起こし、生徒を東大合格へ導く物語だ。

今回の対馬高校の快挙から、この物語を連想した人も多かったようだ。ネット上では、「対馬の英雄誕生」「リアルドラゴン桜やんけ」「漫画のようなアツすぎる展開」「高校で伝説になってそう」など、驚く声があがっている。

対馬から爆誕した東大合格者について聞くため、対馬高校に取材した。

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■10数年ぶりの快挙に驚き

対馬高校の進路指導主任によれば、今年東京大学経済学部に推薦入試で1名合格したという。過去に、同校から東大へ進学した生徒はいるのだろうか。

進路指導主任は、「進路室にある資料を50~60年分遡りましたが、記録はありませんでした。それ以前にいる可能性はありますが、現状確認できる限りではいません」と話す。

今回の東大合格は少なくとも10数年ぶりの快挙と言っても差し支えないだろう。校内では、この話題で持ち切りのようだ。

進路指導主任からは、「保護者の間で『今年、東大出たんでしょ?』と話題になっています。職員室でも盛り上がりました」という笑顔のコメントが寄せられている。

 

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■東大の「推薦入試」は…

今回は推薦での合格ということだが、東大の推薦入試を知らない人もいることだろう。東大では、2016年度から日本の高等学校等の生徒を対象に学校推薦型選抜を実施している。

学校推薦型選抜は、11月に希望する学部へ出願書類を送付し、合格すると12月に面接試験が行われる。さらに、1月の大学入学共通テスト(旧:センター試験)を受験し、その成績も加味して総合的に評価され、最終合格が決まる。

書類審査では、志望理由、大学卒業後の将来像を記入する他、各学部が定める推薦要件に関係する学校内での成果、学校外での活動を記入する必要がある。高校3年間の地道な積み重ねが求められるのだ。

この度、対馬高校で東大合格を勝ち取った生徒について聞いてみた。進路指導主任は、「こちらが何か言わなくても、主体的に勉強する生徒でした。入学当初から、自分に何が必要なのかを逆算して行動していた印象です。特に、世界史が得意でしたね」と説明する。

東大進学後も、積極的に学び、将来社会で活躍する逸材になることを期待したい。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

現在は、『不適切にもほどがある!』(TBS系)の展開を注視する日々。

長崎対馬の高校から約10年ぶり東京大学合格の快挙 「リアルドラゴン桜」と話題に…