ショッピングモール・デパート

ショッピングモールでふたりの子供を連れていた父親に、悲劇が起こった。シンガポールの『AsiaOne』やインドの『TIMES NOW』が報じている。

 

■2児を連れ来店した父親

事故は19日、インドのチャッティースガル州ラーイプル市にあるショッピングモール『シティセンター・モール」で発生した。

防犯カメラの映像には、1歳の赤ちゃんを腕に抱き、上の息子とともにエスカレーターに乗ろうとしている父親の姿が映っていた。だが3階から4階へ上がる手前で、長男は乗り方のタイミングが分からなかったのか、一家は立ち止まっている。

 

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■エスカレーター手前で長男が…

そこで父親は、左手で赤ちゃんを抱き、右手は長男の腕を掴んで一緒にエスカレーターに乗ることに。ところが突然、長男が進行方向を変えたため、父親はバランスを崩した。

その瞬間、赤ちゃんは父親の腕の中を抜けて3階から1階へと転落。賑やかだったショッピングモール内には、ズシンという音と悲鳴が響き渡った。

警察によると、赤ちゃんは12メートルの高さから落ちたといい、その後すぐに病院へ搬送されたものの、死亡が確認されたという。

 

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■客のなかにはパニックで震える人も

目撃者は「転落した幼児には出血が見られなかった」とメディアに明かしており、脳内出血の可能性が高いようだ。また買い物客のなかには、パニックで震える人や泣き出す幼児もおり、職員らがケアにあたったという。

この事故に、世間からは「お父さん、悔やんでも悔やみきれないだろうな」「こういう不測の事態のためにも、やはり抱っこひもやベビーカーの利用は大事」といった声が寄せられた。

 

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■先月にも同様の事故

インドでは、2月にも同様の事故が発生したばかりだった。ハイデラバード市で、ある母親が病院での診察を終え、処方された薬をもらいに薬局へ向かっていたところ、つまずいて転倒。腕には1歳2ヶ月の息子を抱えており、その衝撃で彼は頭部を強打した。

ただちに病院に運ばれたが、息子はその日の夜に命を落としている。こうした事故からもわかるように、乳幼児の頭部は何においても守らなければならないという。

父親に抱っこされた赤ちゃんがモール3階から転落死 もう一人の息子に気を取られ…