水原氏との間に生じたスキャンダルについて自身の考えを大谷は語った。(C)Getty Images

 日本の至宝による赤裸々な告白は全米でも注目を集めた。

 ドジャース大谷翔平は、現地時間3月25日に本拠地ドジャースタジアムで記者会見を実施。今月20日に球団から電撃解雇となった専属通訳の水原一平氏の違法賭博問題を受け、自らの考えを明かした。

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 質疑応答もないなかで、大谷は表情を強張らせながら淡々と声明を読み上げた。一部で疑惑の目を向けられたことに対して、「まず、僕自身は何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、誰かに替わって依頼をしたことはないです」とキッパリと否定。そして、悲しくショックです」と率直な心情を明かした。

 前日に取材対応が発表されていたこともあり、約12分間に渡る“独白”には現地アメリカの大手メディアも熱視線を注いだ。そして、大谷の言葉に対する反応がさまざまに寄せられている。

 そのなかで米版『Yahoo! Sports』のリズ・ロッシャー記者は、会見中に大谷が6度も口にした「嘘」という言葉をクローズアップ。「オオタニは自らがスポーツ賭博に関与した疑いを否定し、その過程でミズハラが嘘をついていたと繰り返し述べた」と指摘。証言内容が力強いものであったと強調した。

 また、米ニュース局『FOX』は「オオタニが問題となっている賭博スキャンダルについて公の場で言及し、自らがスポーツ賭博をした経験はなく、450万ドルの賭博負債を返済したというミズハラの話は捏造である」と訴えた内容を要約。そのうえで「ミズハラがどのようしてオオタニの銀行口座にアクセスできたのかなどの疑問は依然として謎のままだ」と疑問を投げかけている。

 すでにMLBとIRS(米国内国歳入庁)が、一連の問題に対する調査を正式に表明。今後はさらなる詳報が明るみになっていくと見られている。

 そのなかでレギュラーシーズンを戦っていく大谷はいかなるパフォーマンスを見せるのか。捜査の進展とともに注目を集めるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

6度も強調した「嘘」 大谷翔平の水原氏への“12分の独白”を米メディアも分析「ミズハラの話は捏造である」