北海道コンサドーレ札幌は26日、Y.S.C.C.横浜からGK児玉潤が完全移籍で加入すると発表した。

児玉は1997年9月8日生まれの26歳。東京ヴェルディユースから桐蔭横浜大学を経て、 2020年にJFLの東京武蔵野シティへ加入。翌2021年に地域リーグの福山シティへ移籍し、2年間プレーしたのち2023年にY.S.C.C.横浜へ加入していた。

身長175cmながらGK離れした足もとの技術を持ち、Jリーグでも1年目から37試合に出場。今季もここまで全6試合にフル出場しており、J3屈指の守護神として知られる。

高木駿に続いて菅野孝憲が今季開幕後に負傷離脱し、GKの補強が急務だったJ1最下位の札幌にとっては重要な補強と言える。

このように、第1登録期間(ウインドー)の最終盤ということで各クラブの強化部が積極的な動きを見せている。それも、シーズン序盤の選手登録期間である第1登録期間が、明日3月27日(水)までであるからだ。

過去を見ると、2021年が4月2日まで、2022年が4月1日まで、2023年が3月31日までともう少し長いのが通例であったが、今季は少し短め…。

今回の第1登録期間の短縮について、Jリーグはリリースの中で以下のように説明している。

国際サッカー連盟FIFA)の規則に基づき、日本サッカー協会JFA)が定める登録期間(ウインドー)につき、2023年4月FIFA規則改正により、2つの登録ウインドーの期間を、各国である程度柔軟に設定できるようになった(第1は8週間以上12週間を超えない、第2は4週間以上8週間を超えない期間、かつ、合計で16週間(112日)を超えない期間)。

これを受け、Jリーグはクラブと検討を行い「第1を短縮し、第2を延長する」ことが運用上好ましいと判断し、上記の期間とした」

クラブ側との調整を経て、今季は第1期間を短縮、第2期間を延長する形での運用になったとのことだ。

実際、夏の補強期間である第2登録期間は過去3シーズン、7月16日8月13日(2021年)、7月15日8月12日(2022年)、7月21日8月18日(2023年)といずれも29日間だったが、今季は7月8日8月21日(2024年)の45日間と大幅に拡大されている。

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第2はまだ少し先の話だが、第1は明日27日まで。シーズン序盤を経た各クラブの動きに注目したい。

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