第48回「木村伊兵衛写真賞」の受賞者は、金仁淑さんに決まりました。第48回の同賞は、2023年に優れた作品を発表した新人写真家が対象です。金さんには賞状と賞牌(しょうはい)、副賞100万円を贈ります。3月26日朝日新聞朝刊社告と「ひと」欄、朝日新聞夕刊文化面、ならびに選考の詳細は朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.」、『AERA』(4月1日発売、一部地域は遅れます)で紹介します。また、受賞作品展を4月26日から5月9日まで、ソニーイメージングギャラリー銀座(東京)で開催します。


作品名《Eye to Eye, 恵比寿映像祭2023 Ver.》/10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション、2023年/恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」コミッション・プロジェクト展示より(提供:東京都写真美術館 撮影:井上佐由紀)

第48回「木村伊兵衛写真賞」(主催・朝日新聞社、朝日新聞出版)は、金仁淑(キム・インスク)さんに決まりました。

対象作は、10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション「Eye to Eye」、写真と4チャンネルのビデオで構成されるインスタレーション「Between Breads and Noodles」です。

第48回の同賞は、2023年に優れた作品を発表した新人写真家が対象です。金さんには賞状と賞牌(しょうはい)、副賞100万円を贈ります。

金さん1978年大阪生まれ。2005年に韓国の漢城大学芸術大学院を修了し、現在はソウルと東京を拠点に制作活動を展開。多様な「個」の日常や記憶、歴史、伝統、関係性、共同体の中に存在する個々のアイデンティティなどをテーマに、移民や地域のコミュニティーの人々とコミュニケーションを基盤としたプロジェクトを行っています。


作品名《Between Breads and Noodles》Noodle Tower for Performance/アジア6か国から輸入された40種類の味の2000個のインスタントヌードル、2014年/Atelier am Eck, デュッセルドルフ, ドイツ(提供:金仁淑)

3月26日朝日新聞朝刊社告と「ひと」欄、朝日新聞夕刊文化面、ならびに選考の詳細は朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.」、『AERA』(4月1日発売、一部地域は遅れます)で紹介します。また、受賞作品展を4月26日から5月9日まで、ソニーイメージングギャラリー銀座(東京)で開催します。

第48 回の同賞は、既に発表されたノミネート6人(うつゆみこ氏、金川晋吾氏、金仁淑氏、清水裕貴氏、中西敏貴氏、村越としや氏)の作品から選考委員4 人(写真家・大西みつぐ氏、長島有里枝氏、澤田知子氏、今森光彦氏)による討議を重ねて確定しました。

【受賞者のプロフィール】


金仁淑さん(写真/高野楓菜 朝日新聞出版写真映像部)

金さん1978年大阪生まれ。2005年に韓国の漢城大学芸術大学院を修了し、現在はソウルと東京を拠点に制作活動を展開。多様な「個」の日常や記憶、歴史、伝統、関係性、共同体の中に存在する個々のアイデンティティなどをテーマに、移民や地域のコミュニティーの人々とコミュニケーションを基盤としたプロジェクトを行っています。主な個展に『sweet hours』(光州市立美術館、韓国、2008)、『Retelling Tales of the Cherry Blossoms』(MIO PHOTO AWARD PRIME、大阪、2014』、『House to Home』(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2021)、グループ展に大邱フォトビエンナーレ(韓国、2014)、『ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界』(森美術館2014)、『Family Report』(京畿道美術館、韓国、2017)、『愛について アジアン・コンテンポラリー」(東京都写真美術館2018)など。恵比寿映像祭2023では、新作の10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション《Eye to Eye》を発表し、荒木悠とともに特別賞を受賞した。

【木村伊兵衛写真賞】

木村伊兵衛写真賞は、故・木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設され、2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は、両社の共催となりました。各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象に表彰し、写真関係者からアンケートによって推薦された候補者の中から、2回の選考会によって決定されます。

配信元企業:株式会社朝日新聞出版

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