冬を経てなんだか、肌のカサつき、ごわつきに加えてくすみも気になります。くすみは40代に突入してから、年々増すばかり。ファンデーションでカバーしても、なんだかうまくいかない! むしろ、くすみと混ざってより悪化しているような気もします。少しでも明るく見せようといつもより明るめのファンデーションを使うと、顔だけ浮いてしまうという残念な結果に。



一体どうしたら良いのやら……と、頭を悩ませていた時に出合ったのが、KATEケイト)のクッションファンデです。※以下、価格は全て税込です。


◆カラーでくすみや毛穴をカバーする発想
昨年、ケイトから初のクッションファンデが登場! ということでも注目を浴びた、ケイトの「カラー&カバークッション」2035円(「カラー&カバークッション用ケース」605円は別売り)。



KATEケイト)カラー&カバークッション 2035円、カラー&カバークッション用ケース 605



今までケイトからクッションファンデが出ていなかったのも驚きですが、さらに驚いたのがケイトらしさ全開の中身です。


一般的なファンデーションは、肌と同じ色をのせて気になるシミやくすみをカバーし、肌をなめらかに見せるというもの。対してこのクッションファンデは、“カラーでカバーする”をコンセプトに開発されたそう。要するに、色で毛穴や色むら、くすみをカバーしてくれるのです。カラーで透明感をアップさせ、肌をキレイに見せるという、なんともケイトらしい発想!


しかも、一大ブームを巻き起こしたケイトのリップ「リップモンスター」にも採用されているブランド独自技術を応用し、肌から蒸発する水分を活用して密着ジェル膜に変化させることでカラーや質感、潤いの持続力を高めてくれます。



パッケージも、ケイトらしいシックなブラック。ケース(別売り)の中には大きなミラーがついているので、鏡を使わなくてもこれ1つできれいに塗ることができます。


セットされているスポンジもコンパクトサイズで、小鼻の周りや目のキワなど細かいところも塗りやすそうです。



◆全5色中、40代のくすみ肌にオススメの色は?
カラーは全5色ありますが、中でも40代の肌くすみには「01:フェアピンク」がオススメです。


まずは腕に塗って試してみました。



フェアピンクは、ファンデーションの色自体はベージュに赤みを混ぜたような感じ。実際に手につけてみると、結構ピンク。指にとっても、スポンジで手につけてもピンクです。肌に伸ばしていってもやはりピンク色



たしかに肌はキレイに見えそうですが、これ、顔につけたらピンクに染まってしまうのでは? とちょっと心配になりそうです。でもご安心!


◆いざ顔に塗ってみると……まるでトリックアート
手に取った時はピンクだったのに、顔にトントンと馴染ませたら……なんで? ピンクじゃない! 肌の色に馴染んでる!!



しかも、くすみも払拭されて、肌もトーンアップしています。透明感あって肌がキレイに見えます。なんだか、トリックアートのような不思議な感覚


下地のみの時と写真で比べてみましたが、格段に肌がトーンアップしています。40代のくすみは明るめのファンデーションでごまかすのではなく、色でカバーするのが正解だったんですね。くすみも気にならないし、なんなら、しっかりとお手入れされているキレイな肌を演出できちゃいます。


◆使うときの注意点を2つだけ
ただ、いつものクッションファンデのように、しっかりとスポンジにとってトントンと肌に馴染ませると、首との色の違いにびっくりします。厚塗り感が出ないのでメイクしているときはわからないのですが、少し遠目で見たり、明るい場所で見たりすると違いがくっきり出るので要注意!


使い慣れるまで、初めは少量ずつ塗っていくのがオススメ。それでも気になる人は、顔の下半分ぐらいは薄めに塗るようにした方が良いかもしれません。特に自然光の下や明るいところではかなり色の違いが出ます。塗りすぎには気をつけてください。



また、カバー力もそこそこありますが、濃いシミにはコンシーラーを使う必要がありそうです。ちなみにコンシーラーを使用する際は、こちらのファンデの上からだと不自然になるので、ファンデを塗る前にカバーしておきましょう。


注意点はあるとはいえ、とにかくなめらか、かつ肌をキレイにしてくれるのはさすがケイト! 1日中崩れないし、保湿力もバッチリでした。カラーでカバーするという新しい発想のクッションファンデ、くすみが気になるという大人女性にこそ、試してもらいたい一品です。


<写真・文/佐治真澄>


【佐治真澄】美容ライター/化粧品会社のPR経験をもとにライターとして活動を開始。現在はWEBを中心に多くの媒体で美容記事を執筆。スキンケア、メイク、ボディ、ヘアケアなど幅広いジャンルに精通。



左:下地のみ、右:ケイトのクッションファンデあり