株式会社鶴亀(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:廣田 明彦)は、戸建住宅にお住まいの239人を対象に「外壁塗装の色選びに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

外壁塗装を検討していて、「色をどうするか」で悩んでいる方も多いでしょう。色は住宅のイメージを大きく左右しますし、気軽に塗り替えもできないので、「失敗したくない」と思いますよね。

今回、株式会社鶴亀が運営する外壁塗装紹介サイト( https://gaiheki-syoukai.com/ )は、戸建住宅にお住まいの239人に「外壁塗装の色選び」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、COCOLOR( https://www.cocolor.biz )の帝王紫やえ(むらさきやえ)氏からご考察いただいております。

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「外壁塗装紹介サイト」のURL( https://gaiheki-syoukai.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:戸建住宅にお住まいの方

調査期間:2024年2月27日3月9日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:239人(女性159人/男性80人)

回答者の年代:10代 0.4%/20代 12.1%/30代 31.8%/40代 33.9%/50代 17.2%/60代以上 4.6%

【調査結果サマリー

・外壁塗装の色選びで失敗したこと1位は「汚れが目立つ」

・外壁塗装の色選びは「家族の希望を優先」

・外壁塗装の色選びを失敗しない方法は「実例を見る」

外壁塗装の色選びで失敗したこと1位は「汚れが目立つ」


「外壁塗装の色選びで失敗したこと」の圧倒的1位は「汚れが目立つ(131人)」で、全体の半数以上を占めました。2位は「塗ってみたらイメージと違った(48人)」でした。

外壁は、ホコリや排気ガス、風雨などにさらされ、汚れが付いたり色褪せたりしますが、「時間が経ったときの状態」は想像できないことが多いでしょう。

また色見本などはありますが、部屋の中で小さなサイズのサンプルを見るのと、家全体に塗って日光の元で確認するのでは、見え方がどうしても異なります。「お試し」が難しいことが、失敗につながる原因と考えられます。

<1位 汚れが目立つ>

クリーム系の色で汚れが目立つ(20代 男性)

・白を選びました。日の当たらないところにコケが生え、目立ってしまいます(30代 男性)

・外装は白と黒とで迷いました。結局白にしたのですが、やはり年月を重ねるにつれ汚れが目立ってしまいました(40代 女性)

白や黒などハッキリした色にすると、汚れが目立ちやすくなります。とくに白は明るく上品な印象で人気ですが、汚れが目立って後悔する人も多いとわかりました。

汚れの種類としては「ホコリ・排気ガス」「コケ」「雨の跡」などが挙げられています。

<2位 塗ってみたらイメージと違った>

・暗めのグレー色を選んだつもりが、実際は明るめのグレー色だった(20代 男性)

・白っぽいと汚れが目立つと思いオレンジっぽいベージュにしたが、理想よりも濃かった(30代 女性)

ツートンカラーでサンプルカタログを参考に色を組み合わせたが、出来上がりはイメージと大きく違っていた(60代以上 男性)

色には「面積効果」があります。面積効果とは、「広いところに塗ると、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える」という効果のこと。そのため、実際に塗ってみたら色見本やカタログで確認したときと印象が違うという失敗もよく起こります。

またツートンカラーの場合、サンプルと仕上がりの印象が違うことで「色のバランスが良くない」と感じることもあります。

<3位 好みの色ではない・オシャレではない>

・汚れが目立たないように暗い色にしたが、「本当に好きな色」にすれば良かった(30代 男性)

・夫の好みで外装をグレーにしましたが、他の新築物件は暖色系だったこともあり、「グレーは暖かみがなく外装には向かない」と感じました(50代 女性)

・夫が「アイボリーとブラウンツートンカラー」を選びましたが、もっと上品な色合いが良かったと思っています(60代以上 女性)

汚れが目立たない暗めの色や、家族の好きな色などを選んだものの、不満が残っている人も多いとわかります。外壁選びで自分の希望を犠牲にした場合、不満が出てきたときに後悔が大きくなりそうですね。

不満や後悔があっても簡単には塗り直せないのが、「外壁の色選びの失敗」の痛いところです。

<4位 周囲の家から浮いている>

・黒系1色にしてしまったので、周りの築40年ほどの家々からは浮いてしまっています。「ツートンにする」「アクセントカラーを入れる」など、もう少し考えても良かったなと後悔しています(20代 女性)

・悪目立ちしてしまった(40代 男性)

・ヨーロッパをイメージして、「明るく見える」と思って定番カラーではない色を選びました。結果、周りの住宅との調和がとれず、自分の家だけが浮いたようになってしまいました(50代 女性)

「個性を出したい」と奇抜な外壁色を選ぶと、周囲の家から浮きやすくなります。自分の家については満足でも、街並みとして見たときに違和感が生まれるのですね。

ご近所さんによっては、奇抜な外壁色に対してクレームを入れてくることも。住宅同士が近いエリアでは、周囲との調和も大切です。

またもともとの色とイメージを変えて塗りなおした場合、玄関ドアや窓枠、屋根の色と合わなくなってしまうこともあります。

<5位 色が褪せた>

・日が当たると色が褪せてきてしまう(40代 男性)

・濃いブラウンにしたため、南側の外壁だけが色褪せしてしまい、他の面と差が大きくなってしまいました(50代 女性)

塗りたてはキレイでも、時が経つにつれて外壁の色は褪せてしまいます。色褪せの主な原因は「日光(紫外線)」や「PM2.5や酸性雨などによる塗料の化学変化」です。

赤・黄色・紫は色褪せが目立ちやすく、白・黒・青は色褪せが目立ちにくい傾向があります。

外壁塗装の色選びは「家族の希望を優先」


外壁塗装の色をどのように決めたかを聞いたところ、「家族の希望を優先(59人)」と「ハウスメーカー・塗装業者におすすめされた(58人)」がほぼ同数という結果に。

自分以外の誰かの意見を重視して、色を決めた人が多いとわかります。

外壁塗装について同居家族と相談するのは当然ですよね。また外壁塗装する機会は頻繁にないので、失敗しないためにプロの意見を聞く人も多いのでしょう。

しかし、自分の意見があまり反映されなかったという気持ちが強い場合、不満を感じたときに後悔が大きくなりやすいと考えられます。

「自分の思うとおりにしていたら…」「自分の意見を反映できていたら…」という気持ちが出てくるためです。

家族の希望や業者のおすすめはもちろん重要ですが、流されて深く考えずに決めてしまうと、失敗につながりかねません。

また、二世帯住宅で親がお金を多めに出すといった場合、自分の意見は強く主張できないかもしれません。

ただあなたの住まいでもあるのですから、後悔しないためには、周囲の意見を参考にしつつも「自分の好みや、大切にしたいこと」も十分検討するのがいいでしょう。

外壁塗装の色選びを失敗しない方法は「実例を見る」


外壁塗装の色選びを失敗しない方法の1位は「実例を見る(67人)」でした。実物を見ることで「仕上がりイメージ」のほか、経年劣化や汚れの付きやすさも確認できるため、失敗を防ぐ方法として挙げた人が多いと考えられます。

次ぐ2位は「汚れが目立たない色を選ぶ(55人)」でした。ただ、「汚れの目立たない色を選んだほうがいい」と言われても、実際にどんな色なら汚れが目立ちにくいのかわからないと疑問に思う人もいるでしょう。

外壁塗装をしてしばらく経った家を見ることで、「ああ、白い壁だとコケや排気ガスの汚れが目立つな」といった確認ができます。

<1位 実例を見る>

・施工事例写真や完成見学会に参加する(30代 女性)

・実際にその色が塗られた建物を見学することが大切だと思います。カタログやサンプルだけで判断するのではなく、異なる時間帯や天候の下で色の見え方を確認することも重要です(40代 男性)

・見本は小さいのでイメージが湧きにくい。実際に施行したお宅を見せていただいたら良いと思う(50代以上 女性)

外壁塗装では、業者から提供される小さなサンプルやカタログだけでは、実際のイメージがわからないことも多いです。また時間帯や天気によっても、色の見え方は変わるため、「天気や時間帯を変えて、実物を見に行ったほうがいい」と考える人も多数。

外壁塗ってから時間が経っている物件なら、色のイメージだけではなく、汚れの目立ちやすさも確認できるでしょう。「近所にある、検討中の色を使っている建物」を教えてくれるハウスメーカーや工務店もあります。

なお近所で実物を確認できない場合の対策として、「塗料の品番でネット検索して、実例写真を見つける」と答えた人もいました。

<2位 汚れが目立たない色を選ぶ>

・汚れを目立たせたくない場合は、濃い色の外壁にすると良い(30代 女性)

・汚れが目立つ白系は避けるのがおすすめです。外壁のクリーニングに1回3万円ほどかかりました(40代 男性)

・年数が経過するとどうしても、家の裏側など日陰になっている場所に藻のようなものができてしまいます。そのため「藻が生えていても目立たない色」を選ぶのがおすすめです(60代以上 女性)

マイホームの汚れが目立つと気分が良くないですし、業者に頼んで汚れを落とす場合には費用もかかります。

具体的には「白などのハッキリした色は避け、グレーやベージュにするのがおすすめ」という意見が多くなりました。例えば「大通りに面していて排気ガスの影響を受けやすそうな立地なら、白は避ける」といった工夫が必要でしょう。

なお汚れの付きにくさについては、色だけではなく「塗料の質」も重要です。また今後新築・建て替えするのであれば、「汚れが付いても落としやすい外壁素材」について検討してみるのもおすすめです。

<3位 業者・経験者に相談する>

・可能であれば、プロや詳しい人に外壁塗装の相談をするのが良いと思います(20代 女性)

・カラーサンプルを事前に提示してもらうなど、色についてもしっかり相談できる業者を選ぶべきだと思う(40代 男性)

・家を建てた経験者や専門家にアドバイスをもらって決めると良いと思います(50代 女性)

「疑問点については、プロや経験者に相談したほうがいい」と考える人も多数。

気になるポイントとしては「サンプルと建物に塗ったときの見え方がどう違うか」「汚れの目立ちやすい色や塗料とは」などがあるでしょう。丁寧に質問対応してくれる業者なら、安心感も増しますね。

<4位 無難で飽きのこない色を選ぶ>

・5年、10年と生活していくと気持ちも変わっていくので、無難な色が良い(40代 男性)

・周り近所を見て、浮かずに馴染む色を選ぶ(50代 女性)

流行りの色や可愛い色、派手な色などは、年数が経つうちに飽きてしまうことも。また奇抜な色だと「屋根や窓枠の色」や「周囲の住宅」とバランスがとれないこともあります。

ベーシックで無難な色にしておくことで、周囲と馴染みやすく、飽きにくくなると考えられます。個性的な色にしたい場合は、年月が経っても飽きないかを冷静に考えてみましょう。

<同率4位 サンプル・外観パースを確認する>

・パースを複数案作ってもらうなど、しっかりシミュレーションすることをおすすめします(20代 女性)

・小さなサンプルだとわかりにくいので、大きなサンプルを用意してもらう(40代 女性)

・サンプルに加えて、広く塗ったときの画像などを見せてもらう(50代 男性)

実物を見学できない場合には、サンプルや外観パース(建物の外観を立体的な絵にしたもの)が頼りになります。サイズが大きなサンプルを見せてくれるハウスメーカーなどもありますので、聞いてみるのも良いでしょう。

ツートンカラーにする場合は、複数のパースを作成してもらい、イメージを比較しておくのがおすすめです。

<6位 好きな色を選ぶ>

・派手すぎない程度で、好きな色にするべきだ(30代 男性)

・住宅メーカーの担当者の話を聞くだけでなく、自分たちの要望もしっかり伝えたほうがいいと思います(40代 男性)

・本当はレンガ色にしたかったのですが、「派手」と言われて無難なクリーム色にしてしまいました。やっぱり、自分が好きな色にすれば良かったと思いました(50代 女性)

家族の希望やメーカーのおすすめを優先した結果、「やっぱり、自分の好きな色にすべきだった」と後悔している人もいました。

どんな色にしても、年月が経つにつれ汚れや色褪せは発生します。そのためメンテナンスや定期的な塗りなおしが可能であれば、「汚れることを覚悟で薄い色にする」といった選択もアリです。

自宅が「自分好みの外観」であることで満足感も高まりますので、やはり見た目も重視したいですね。

<7位 しっかり情報収集する>

・しっかりとイメージできるようによく調べる(30代 女性)

・ネットなどで、外壁の色についてもう少し下調べをしたら良かったと思いました(40代 女性)

経年劣化したらどうなるのか」「汚れや色褪せが目立ちにくい色とは」といった情報について、自分でも調べておくことが大切です。下調べしてから業者と相談することで、希望もより具体的に伝えやすくなるのではないでしょうか。

ツートンカラーの組み合わせについては、SNSなどでコーディネート例を調べることもできます。

まとめ

外壁塗装では「見た目重視で好きな色を選んだら、汚れが目立つ」「実際に塗ってみたらイメージと違う」という失敗が起こりやすくなります。

汚れについては、色や塗料を工夫することで失敗を防ぎやすくなります。イメージ違いについては、「同じ色を使っている家やモデルハウスを見学させてもらう」「大きめのサンプルをもらう」といった対策が可能です。「ハウスメーカーや塗装業者のサイト」「SNS」で、施工例をチェックしてみるのもいいでしょう。

参考 外壁塗装の色選び方

https://gaiheki-syoukai.com/wall-paint/037/

なおアンケートでは、「家族や業者の意見を優先した結果、後悔している」という人も多くなりました。「家族の希望」や「プロのアドバイス」はもちろん大切ですが、自分の好みも大切にしたいですね。

▽帝王紫やえ(むらさきやえ)氏の考察

色には、好き嫌いなどの「情緒的」な側面と、効果効用などの「機能的」な側面があり、その両者のバランスが大切です。「心理的」な満足と「物理的」な満足、どちらも伴う必要があります。

1.情緒性~心理的な満足:
美しい、綺麗、心地よい、快適、好き…など
2.機能性~物理的な満足:

汚れが目立ちにくい、色あせしづらい、長持ちする、メンテナンスしやすい…など

また、「質感」によっても色の印象は大きく変わります。「色は質感を伴う」という言葉があるほどです。大きな面積を伴う外壁は特に、です。色に加えて質感の情緒性や機能性にも意識を向けてみましょう。

加えて、外壁の色は「私的領域」と「公的領域」をつなぐ「境界領域」でもあるので、少なくとも「向こう三軒両隣」の外壁の色と調和する色を選ぶこともとても大切です。

一方、好き嫌いなどの「顕在意識」ではなく、無意識の「潜在意識」レベルでご家族全員の見えない波動を高める「ファミリーカラー」をそれぞれの家族ごとに算出することもできます。大切な外壁の色選びの選択肢の一つとしてお勧めです。

■監修者紹介


あなたのなりたい姿、ありたい未来を

知られざる色とスタイリングの力で実現する人

帝王紫やえ(むらさきやえ)

・業界26年

・著書12冊

・色専門のデザイン会社出身

・大学経営学部で色彩学の教鞭

・アメブロ認定公式ブロガー

・メディア出演多数

・ラジオパーソナリティも務める

色であしたを変える

COCOLOR(ココカラー)

https://www.cocolor.biz

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「外壁塗装紹介サイト」のURL( https://gaiheki-syoukai.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

■外壁塗装紹介サイトについて

弊社サービスの「外壁塗装紹介サイト」について。殆どのサイトが、「見積りが安くなる」ということを謳い文句にしています。

ところが実際は、工事価格の10%から20%を塗装業者がサイト運営会社に支払うという内容です。

施工価格から手数料を支払うことで、利益を削られている現状や、材料費を浮かせるためにどのようなことが行われているか? を知るにつれ「これではいけない!」と考え、当サービスを運営しています。

■会社概要

社名 :株式会社鶴亀

所在地:〒812-0037 福岡市博多区御供所町1-18-8F

代表者:代表取締役 廣田 明彦

設立 :2022年9月1日

URL :https://gaiheki-syoukai.com/company/

配信元企業:株式会社鶴亀

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