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ポニーのヒサミツのアルバム「ほうむめいど・かうぼうい」のアナログ盤が5月29日に発売される。

【画像】「ほうむめいど・かうぼうい」アナログ盤の商品概要

「ほうむめいど・かうぼうい」は昨年9月にリリースされた、ポニーのヒサミツにとっての最新アルバム。レコーディングには大塚智之(ex. シャムキャッツ)、増村和彦(ex. 森は生きている)、kiss the gambler中川理沙ザ・なつやすみバンド)や、ポニーのヒサミツと一緒にSpoonful of Lovin'で活動しているサボテン楽団、谷口雄(ex. 森は生きている、ex. bjons)、渡瀬賢吾(ex. bjons)らが参加している。

アナログ盤はジャケットのイラストを手がけた本秀康が主宰する雷音レコードからのリリースで、収録曲全曲に新ミックスとリマスタリングが施されているほか、新曲1曲が追加収録される。なお本作には16ページの歌詞ブックレットが付属する。

ポニーのヒサミツ「ほうむめいど・かうぼうい」アナログ盤 収録曲

SIDE A

01. さよなら感染対策
02 うらめしや 
03. カントリー・ソング #1 
04. 馬鹿ぼんど 
05. 自家製牛男(Instrumental
06. グッド・バイ

SIDE B

01. どこへいく? 
02. 短い御休み
03. 日和見日和(Instrumental
04. 鬼を起こすな! 
05. 海辺の街から 
06. それでも、僕は 

本秀康(雷音レコード)コメント

雷音レコードから7inchが2枚も出ているので、僕がポニーのヒサミツを大好きなことは皆さんもご存知のはず。そんな僕が驚くほど「ほうむめいど・かうぼうい」はポニーのヒサミツ史上、突出した名盤なのです…と言っても配信リリースだったので、正確には名”盤”ではないのですが。ジャケット・イラストを渡す際、ポニーくんに「”盤”で聴きたいから、いつかLPにしてください」とお願いしました。そして先日、ポニーくんから「自主制作でLP化することになったのでイラストを再使用してもいいですか?」と連絡があったのです。話をするうち「ほうむめいど・かうぼうい」を自分の思う最高のレコードにディレクションしたい気持ちが湧き上がり「いっそ雷音レコードから出しませんか?」と持ちかけ、今回のLPリリースとなりました。
「ほうむめいど・かうぼうい」は、はっぴいえんどへの憧れを起点に曲作りをスタート、制作途中ポニーくんにスワンプ・ロックのブームが訪れるという経緯があり、それらの影響がダイレクトに反映されたアルバムです。従来のポニーのヒサミツより圧倒的にサウンドが骨太い。カントリー趣味が前面に出ているのもいい。この辺りを強化するべく、カントリー・ロックのインストを追加しました。可能な限り低音の効いたレコードにするため、それを見据えた新たなミックスポニーくんに作ってもらいました。何度もマスタリングとカッティングで調整し、ついに満足のいく音圧のテスト盤が仕上がりました。プレスすればビニールの柔らかさが加わって、更に目指した音に近づくことでしょう。
アートワークにも凝りました。デザインははっぴいえんど細野晴臣さん、大滝詠一さんを手掛ける岡田崇さん。ジャケット・イラストにも大幅加筆を施し、サウンドの力強さをビジュアルで表現しなおしました。ちょっと贅沢に16ページの歌詞ブックレットを封入します。
サウンドも装丁も、「あの感じだ!」とわかっていただけるレコードになることでしょう。大名盤、間違いなしです。どうぞお楽しみに!

ポニーのヒサミツ「ほうむめいど・かうぼうい」アナログ盤ジャケット