徳島ヴォルティスは26日、ブラジルのシャペコエンセよりFWチアゴ・アウベスが完全移籍加入することを発表した。背番号は「7」に決まっている。

 チアゴ・アウベスは1993年1月12日生まれの現在31歳。母国のブラジルでキャリアをスタートさせると、複数のクラブを渡り歩いた後、韓国やサウジアラビアでのプレーも経験。2017年には清水エスパルスへ期限付き移籍加入し、初めてJリーグプレーした。2017シーズン終了後は保有元のアル・ヒラルへ復帰し、以降は全北現代モータースでも活躍。2019年7月に再来日し、サガン鳥栖へ完全移籍加入した。2021シーズンはガンバ大阪プレー。2022年よりファジアーノ岡山へ完全移籍すると、同シーズンは明治安田J2リーグ34試合に出場して、チームトップの16ゴールを挙げた。

 岡山での2年目となる2023シーズンは、明治安田J2リーグ27試合のピッチに立ち、チームトップタイの6ゴールを記録。シーズン終了後には契約満了に伴う退団が発表されていた。今年頭からは母国へ復帰し、シャペコエンセで州選手権の試合にも出場。9試合のピッチに立って1ゴールを挙げていたなか、日本でもシーズンが始まったこのタイミングで徳島への加入が決定した。

 これまでにJ1リーグ通算で51試合出場9得点、J2リーグ通算で61試合出場22得点と、日本での実績も豊富なチアゴ・アウベス。加入に際し、クラブを通して次のようにコメントを発表している。

「皆さん初めまして、チアゴです。このクラブでプレーできることを嬉しく思っています。チームの目標に向かって、みんなと一緒に戦っていきたいと思います。よろしくお願いします」

 今シーズン、徳島は2024明治安田J2リーグの第6節終了時点で1勝1分4敗と苦しんでおり、勝ち点「4」で20チーム中19位に沈んでいる。スタートダッシュに出遅れたなか、チアゴ・アウベスはチームの状況を好転させる“救世主”となれるだろうか。

チアゴ・アウベス(撮影は岡山在籍時の2022年) [写真]=鈴木颯太朗