パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、ALLY(アライ)(※)企業が繋がり、交流し、学び合う場とすることを目的としたALLY(アライ)企業のコミュニティ「レインボービジネスネットワーク」の発足趣旨に賛同し、全面的なサポートを行うことを決定しました。

レインボービジネスネットワーク」は、一般社団法人 MASHING UP アドバイザリーボード 一木 裕佳氏、特定非営利活動法人 東京レインボープライド 営業/フリー株式会社 DEI Lead 吉村 美音氏、およびパナソニック コネクト DEI担当役員 山口 有希子などの有志メンバーの想いから企画がスタートしました。企業にできること・変えなければならないことについて一緒に考える、ALLY(アライ)企業のつながりの場です。パナソニック コネクトは、その事務局メンバーとして全面的な支援を行います。

パナソニック コネクトは、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパスとして、「DEI(Diversity, Equity & Inclusion)」の推進に積極的に取り組んでいます。特にLGBTQ+に対する取り組みとしては、東京レインボープライドへの協賛や従業員向けのセミナーの開催、社内ALLY(アライ)賛同者を増やす等といった啓蒙活動や、同性婚を含む事実婚を法律婚同様に扱う社内規定を策定し、働く環境を整備するなど、サポートを強化してきました。

最新情報では9.7%の当事者が存在するという報告もされていますが、LGBTQ+については、企業内で可視化されないケースも多く、施策を推進するのに課題を抱えている企業内担当者も多く存在します。一企業だけで情報を収集するのではなく、複数の企業担当者が一緒に集まり、他社の施策も含めて学び合う機会はとても重要だと認識していました。思いをもったメンバーが集まり、学び、ネットワーキングすることで、自社だけでなく他社においてもDEIが加速する機会になることを意識しています。

今回は、第一回目の勉強会を、パナソニック コネクト本社を会場に開催しました。

第1回勉強会では、特定非営利活動法人 東京レインボープライドにご協力いただき、共同代表理事の杉山 文野様にこれまでの取り組みや思い、現在LGBTQ+を取り巻く環境についてご講演いただきました。また、パナソニック コネクトCEOの樋口より「なぜDEIに取り組むのか」について、具体的な社内事例をふまえてご説明した後、両名でのトークセッションを実施し、事前に参加者から寄せられた質問に回答しました。また、電通 ダイバーシティ・ラボの中川 紗佑里様より、電通グループが実施した「LGBTQ+調査2023」の結果をご解説いただきました。

当日は、70社120名に上る多くの方々にご参加いただきました。

参加者の方々からは、

「先導を走られている方々の生の声と統計的な数字データ、また参加企業の方々と多角的な情報交換ができ、大変満足している」

「企業担当者同士が話しやすい場づくりをしてくださったおかげで新たな繋がりができた」

といった感想をいただきました。

パナソニック コネクトは、今後もレインボービジネスネットワークで育んだ企業同士のつながりを活かし、社会の変化につながるDEIを推進してまいります。

※ALLY(アライ):自身のセクシュアリティに関わらずLGBTQ+を理解し、支援する意志を持つ人。英語の「ally(同盟、仲間、味方、支援者)」が語源。

<開催概要>

開催日時:2024年2月27日(火)17:30

開催会場:パナソニック コネクト株式会社 汐留浜離宮オフィス 11階aiMaCafe

主催:パナソニック コネクト株式会社

協力:特定非営利活動法人 東京レインボープライド

参加人数:70社120名

<主な講演内容>

■東京レインボープライドの歩みとLGBTQ+を取り巻く環境・現在地

特定非営利活動法人 東京レインボープライド 共同代表理事 杉山 文野様

東京レインボープライドのこれまでと現状、国内での広がりや世界との連携、日本の同性婚に関する法整備の現状、企業のサポートも「CSR活動」から「よりよい社会を共につくっていくパートナー」と変化していることなどをお話いただき、具体的な課題の解決のためには当事者だけでなくALLY(アライ)のアクションが必要であることを改めて感じる講演となりました。

パナソニック コネクトがDEIを推進する理由

代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO 樋口 泰行

パナソニック コネクトが大切にする「人権の尊重」は、「企業価値の向上」にもつながることや、DEI推進をする中で、社員ひとりひとりが活躍できるカルチャー創出のため、LGBTQ+だけでなく障がいをお持ちの方や外国籍といった「マイノリティギャップ」を可視化し、企業として学びの機会提供や制度の整備、社員個人の行動・配慮のきっかけづくりを行っていることを説明しました。

その後杉山様と樋口によるトークセッションでは、参加者から事前に寄せられた質問を基に、「組織を変えるために必要なリーダーの在り方」「経営層・中間管理職層への問題提起の仕方」などについて、企業環境を変えるための具体的なアドバイスを行いました。

LGBTQ+調査2023より

電通 ダイバーシティ・ラボ 中川 紗佑里様

2011年6月の設立以降の活動のご紹介のほか、最新のLGBTQ+調査2023の詳細について、LGBTQ+当事者層の割合や内訳等の基本データの他、法整備や企業へ望むことに関する調査の結果をご説明いただきました。

最後に、NPO法人プライドハウス東京・共同代表 五十嵐 ゆり様、パナソニック コネクト取締役 執行役員の山口 有希子よりご挨拶を行い、参加企業の懇親会が行われました。

パナソニック コネクト株式会社について】

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,500名の従業員を擁し、売上高は1兆1,257億円(2022年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。

■人権の尊重と企業価値の向上に向けて

パナソニック コネクトは、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつと位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高いカルチャーを目指しています。

「少数であること」やその他の理由で権利が守られていない状況に対しては、妥協できない「人権」の問題として取り組みます。

例えば、2016年、国内の人事制度運用上の配偶者に「(同性婚も含む)事実婚を結婚したものと同様に取り扱う」ことを発信するなど、家族の在り方の多様化に対応しています。

▼その他の取り組みについてはこちら

https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei/lgbtq

【お問い合わせ先】

パナソニック コネクト株式会社 DEI推進室

レインボービジネスネットワーク事務局

Email:connect_rainbownetwork@ml.jp.panasonic.com

配信元企業:パナソニックグループ

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