LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)が展開する、約650万人以上の調査パネルを基盤としたスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」と、行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」は、連携して投資に関する調査分析レポートを発表しました。それぞれの調査・分析の結果、「LINEリサーチ」の意識調査では、2023年時点で4割超が「投資意向がある」と回答した一方で、投資について「損をする」「難しい」といったネガティブイメージが強いことがわかりました。また「ヤフー・データソリューション」では、2014年と比較して全年代で投資への興味関心が上昇しているものの、特に20代では実際の検索行動は他の年代に比べて低いことがわかりました。

■LINEリサーチ:「損をする」「難しい」などネガティブなイメージが強いものの、全体の利用意向は4割超
「LINEリサーチ」は15歳以上の男女に、投資に対するイメージや経験、今後の意向についてアンケート調査を実施しました。その結果、投資に対するイメージは男女ともに1位が「損をする/リスクがある」、2位が「難しい」という結果となり、ネガティブな側面が強いことがわかりました。

一方で、今後の投資意向については全体では44%が「投資意向あり」という結果となりました。特に20代と30代は「今後投資をしてみたい」と考えている人が5割を超える結果となりました。

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の男女
実施時期:2023年12月13日12月15日
有効回収数:661,260サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女15-69歳の46,783サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります



■検索ビッグデータの解析調査:実際の行動は慎重か
ヤフー・データソリューション」は過去10年間の検索ビッグデータを分析して投資への関心推移を調査したところ、全年代を通して投資・資産運用への関心は年々高まってきているものの、「LINEリサーチ」によるアンケートの投資意向に関する44%という結果に対して検索ユーザーは20%未満にとどまり、意向と実際の検索行動にギャップがありそうです。特に20代と70代の検索行動が他の年代と比較して控えめであり、中でも20代の検索ユーザー割合は、2021年以降、他の年代と比べて増加のペースが鈍化していることが明らかになりました。

出典:ヤフー・データソリューション

さらにNISA関連の検索データを見ると、20代は比較的中間的なレベルに位置付けており、関心の高さがうかがえるものの、こちらも同様に2021年以降に増加のペースが他の年代と比べて鈍化しています。

出典:ヤフー・データソリューション

株銘柄など具体的な検索ワードで分析した結果も、20代は他と比べて低い水準にあることがわかりました。20代は金・プラチナやiDeCoに関する検索も同様に低い水準であり、投資に対して関心を持っているものの、実行するまでのステップに進んでいない可能性が考えられます。

出典:ヤフー・データソリューション


■まとめ:2023年、投資意向は4割超。この10年で検索行動が高まる
これらの結果から、今後投資をしてみたいと考えている人は全体で4割を超え、投資関連の検索行動は全年代を通してこの10年間で上昇傾向にあることがわかりました。一方で、20代では投資への実際の検索行動に至っている割合は他の年代と比べて低く、また2021年ごろより検索行動の伸びが鈍化していることも明らかになりました。20代は投資について興味関心はあっても、検索行動にまで至っていない可能性が考えられます。
また、全体の約2割は投資に対して「お得なことがある」といったイメージも持っている一方で、「損をする/リスクがある」「難しい」といったイメージも強いようです。


より詳細なレポートは、以下からご覧ください。
LINEリサーチ:投資を始めたきっかけは「将来への不安」「預金の低金利」「NISAなど優遇制度の認知」がTOP3
https://lin.ee/VO2AITC/bvbv/pr
ヤフー・データソリューション:目覚める投資意識 - 10年間の検索データでみる投資関心の軌跡
https://ds.yahoo.co.jp/report/20240326.html


『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げるLINEヤフーは、データの力と面白さをお伝えするとともに、データの価値を社会に還元するためのさまざまな取り組みを進めていきます。


【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約650万人以上のアクティブモニターのうち10~29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
※2023年1月時点
・公式サイト:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/

【「ヤフー・データソリューション」について】
ヤフー・データソリューション」は、LINEヤフーの多様なサービスから得られるビッグデータを活用し、企業や自治体向けに事業の創造や成長支援、課題解決などにつなげるインサイトを提供するサービスです。検索・人流データをもとにお客様ご自身で分析いただけるデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」と、オーダーメイドビッグデータを活用した課題解決を支援する「DS.ANALYSIS」などを提供しています。なお、本サービスでは、統計化されたデータのみを扱っており、個人を識別可能な情報は含まれません。
・公式サイト:https://ds.yahoo.co.jp/

配信元企業:LINEヤフー株式会社

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