ABEMAオリジナル恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ』(以下『恋ステ』)の新シーズン『恋する♥週末ホームステイ 2024冬』が、2月6日より放送開始。

参考:【写真】しおんとかいら、2人の告白にやよいが選んだのは……?「最後まで悩みました」

 本番組では、特別な3週間の週末を舞台に、高校生たちが日本全国のデートスポットへと足を運ぶ。彼らが求めているのはただの恋ではなく、“学校にはない恋”。真っ直ぐに、時にはがむしゃらに相手と向き合う6日間を経て、高校生たちは本気の恋を見つけることができるのだろうか。

  今回は、アメ村に来たかいらとるなのデートから。一緒にたこ焼きを食べたり、観覧車に乗ったりと、かいらとの楽しい時間に、るなのテンションは最高潮に。

 以下より、3月26日公開の最終話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

 最終話は、としき(近藤 利樹)のるな(川崎 琉菜)へのサプライズから幕を開けた。告白前日の夜に、1時間半もかけて、ランプの灯がロマンティックに輝くテントを飾り付けたとしき。さらにるなのためにオリジナル楽曲「ミカヅキ」を作り、彼女にプレゼントをする場面も。その出来栄えは、スタジオMCのDa-iCE・工藤大輝も「めちゃくちゃ完成度高い!」と太鼓判を押すほど。〈君を愛してる〉というフレーズで締めたとしきだが、その思いはるなに届いたのだろうか。

 最終日の朝、メンバーたちは思い出の写真を辿りながら、それぞれの想いに浸っていた。番組を通じて育まれた絆と、胸に秘めた恋心。その交差する思いが、切なくも温かな雰囲気を作り出す。

 今回の告白は、ドラマのワンシーンのようなレトロな駅で行われた。線路を挟んで告白し、相手の返事を聞くというスタイルで、最初に告白を待つのはりあの(永安梨愛)だった。

 そこに現れたのは、しょう(宮本翔)だ。これまでの思い出を振り返りながら、しょうはりあのへの想いを告白した。「普通の会話だけど全てが楽しく感じました。不器用な俺だけど、幸せにします。付き合ってください」と真剣な眼差しで、りあのを見つめる。

 りあのは、しょうの真摯な想いに触れ、「恋愛が苦手やけど、少しずつ素直に気持ち伝えてくれるところが、めっちゃドキドキしたし、すごく嬉しかったです」と切り出した。しかし、考えれば考えるほど、かいら(東野 海来)のことが心に浮かんでくるという。「あいまいな気持ちでは付き合えないなと思ったから、しょうくんの今の気持ちには答えられない」と、りあのは答えた。

 想いが実らなかったしょうは、「流石の俺もつらいっすね」と悔しさをにじませた。それでも、「恋ステきて、ちょっと変われた気がしますね」と前向きに捉え、「これを経験にして、恋愛マスターになっていこうかな!」と最後は彼らしくポジティブに締めた。今回の恋ステで、スタジオから“しょうちゃんの成長物語”と声が上がるほどの成長を見せてくれたしょう。ぜひいつかまた、リベンジメンバーとしての活躍を見たい。

 次に告白を待つのはるな。前日の宣言通りにとしきは現れたものの、かいらと(市原 志音)の姿はない。やよい(宮城 弥生)の元にかいらとしおんが向かったことが明らかになり、スタジオもまさかの展開に騒然とする。

 としきは、「今も最初から変わらずにルナのことが大好きです。昨日、ルナに聞いてもらった曲がるなへの想いです」と切り出し、「よければ、俺と付き合ってください」と真剣に告白した。

 るなは、としきの一途な想いに感謝しつつも、「でもわたしは他に好きな人がいて、とっぴーと付き合うことはできません。ここまできてくれて本当にありがとう」と、胸の内を明かす。としきの真っ直ぐな想いを知っていたらこそ、誰よりもるな自身が一番辛そうな場面だったように思えた。

 のちの個人インタビューで、「正直なこと言うと、自分ではないんやろうなっていうのは気づいてて。辛くなかったって言ったら嘘になるけど。るなには、ちゃんと自分が好きになった人と向き合って欲しい」と、るなの幸せを願う言葉を贈ったとしき。彼には幸せになって欲しいと心から思う。

 そして、るなの気になる相手はかいらだったようだ。るなもインタビューで「かいら君にきてほしかった。最後は揺れちゃって……しおん君と。もっとできることがあったなって」と、正直な気持ちをコメント。「めっちゃ恋してましたね、気づいたら」と恋の深さを実感しつつ、最後には「マジ彼氏欲しい!」とギャルマインドが込められた発言で締めくくった。

 一方、やよいのもとにはしおんとかいらが現れた。『恋ステ 2024冬』のクライマックスとも言える展開に、視聴者も釘付けになったのではないか。

 しおんは「他の誰にも取られたくなかったから、手を繋ぎました」と気持ちを伝え、「大好きです。付き合ってください」と告白。

 かいらは「最後まで不安にさせちゃってごめんなさい」と謝罪しつつ、「自分の冷たくなった手をなにも言わずにそっと包み込んでくれたり。そういう優しさに惹かれました。これからずっと支え合って、高めていけるような関係になりたいと思ってます」と、やよいへの想いを語った。

 2人の想いに触れたやよいは、葛藤した様子で「2人とも良いところがあるから、最後まで悩みました」と打ち明ける。そして、「わたしはかいらが好きです。なので、今のしおんの気持ちに応えることはできないです」と、かいらへの想いを選んだ。

 振られたしおんは、「真横に自分が好きになった人がいて、結構悔しいですね」と、複雑な心情を吐露した。一方、やよいと両思いになったかいらは、「正直不安やった」と嬉しさのあまり涙を流す。そんなかいらに、やよいは「どうする?『カレカノ』になったよ」と、新たな関係の始まりを可愛らしく告げた。

 最終話のスタジオトークには、カップルとなったやよいとかいらが登場。ラブラブな2人の姿に、スタジオからは祝福の拍手が送られた。

 成立カップルは1組となり、甘酸っぱくも切ない恋模様絵をリアルに切り取った結果となった『恋ステ2024冬』。青春の機微を丁寧に映し出した、視聴者にとっても記憶に残る一作となったに違いない。番組を通じて芽生えた恋や友情は、彼らの人生に確かな影響を与えたようだ。それぞれの道を歩み始めた、彼らの今後を温かく見守っていこう。

(文=すなくじら

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