救急隊員・救命士・レスキュー隊

 

アメリカ・カリフォルニア州で、ゴミ箱で眠っていた女性がゴミ収集車に投げ込まれる事故が起きた。『Dailymail』と『Mercury News』が報じている。

 

■ゴミ収集車に放り込まれる

22日の朝、カリフォルニア州ブエナパークのゴミ箱の中で眠ってしまった女性は、それに気付かなかったゴミ収集作業員によって収集車に放り込まれた。

後部の異音を聞いた運転手が、女性の存在を確認。救助要請を受けて地元の消防隊が出動し、はしご車を使った大規模な救助活動が行われた。

 

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■はしご車で吊り上げ救出

消防隊員は、まずゴミ収集車後部のホッパーに入り、車中で女性に応急手当を行った。その後、はしご車の滑車システムにロープを通し、女性をゴミ収集車後部からバスケット担架に乗せて吊り上げ、救出したという。

保護された女性はすぐに病院に運ばれたが、命に別状はなく、健康状態も良好だという。

 

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■隊員の日常訓練の賜物

異例の救出劇を担ったOCFA(オレンジ郡消防局)のスポークスマンであるグレッグ・バルタ警部は、隊員たちが日頃から高所や溝など、あらゆる状況や場所に対応した救助訓練を行っていることと、その成果を強調した。

「私たちが常に訓練していることです。このような異常な通報があった場合、隊員らは安全かつ効果的、効率的にそれを実行することができます」と語っている。

OCFAはSNS上で、女性を病院に空輸する際の映像を「日常的ではない通報」の見出しで公開している。

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■ゴミ収集車からの救出劇

 

ゴミ収集車に放り込まれた女性を消防隊が救出 「日常的ではない通報」にも見事対応