ネズミは仲間を命懸けで助ける、シロアリは女王のために自爆する――。世界中を旅する動物行動学者が、動物たちの知られざる行動とその背景にある「社会性」に迫った著書『ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」動物のひみつ』(アシュリー・ウォード 著、夏目大 訳)がダイヤモンド社より3月27日に発売となります。

アシュリー・ウォード 著、夏目大 訳 『ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ』ダイヤモンド社刊

■争い・裏切り・協力・繁栄……生き物たちは、驚くほど人間に似ている!

 ネズミは冷たい雨に濡れた仲間を助けようとするし、シロアリは女王のためには自爆だっていとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営し、ゾウは亡くなった家族のために葬儀を行う。また一方で、バッタの集団は危機的な飢餓状況になると共喰いをはじめ、動物園の器具を壊したゴリラは同居している猫に罪をなすりつける――。この本に登場する動物たちの様子は、どこか私たち人間の姿をみているようです。

■英国Audibleベストセラー!あなたの「世界観」が変わる瞠目の書

 本書は、シドニー大学の動物行動学の教授であり、アフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアを交えながら、さまざまな野生動物たちの多様な生態とその背景にある「社会性」に迫った1冊です。内容の豊かさもさることながらアシュリー・ウォード氏の語りかけるような表現力が人気となり、イギリスAudibleで1位を取るなど世界的なベストセラーとなりました。本書に登場するアリ、ミツバチクジラチンパンジーといったさまざまな動物たちの知られざる知的な社会活動の真実に触れることで、動物の社会、そして人間の社会を見る目も変わることでしょう。

■海外メディア・識者からも絶賛の声続々!

●「オキアミからチンパンジーまで動物たちの多彩で不思議な社会から人間社会の本質を照射する。はっとする発見が随所にある。」山極壽一(霊長類学者・人類学者)

●「アリ、ミツバチ、ゴキブリ(!)から鳥、哺乳類まで、生き物の社会性が活き活きと語られてめちゃくちゃ面白い。……が、人間社会も同じだと気づいてちょっと怖くなる。」橘玲(作家)

●「魅力的で並外れた物語。サイエンスの面白さを伝えるとびきりの贈り物だ!」(ガーディアン紙)

●「あらゆる場面で読者を驚かせるものが待っている。この本を支えているのは、著者のストーリーテリングの天賦の才能だ。」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)

■目次

はじめに

1章:氷と嵐の世界に棲む謎の生物

2章:シロアリはコロニーを守るために自爆する

3章:イトヨが決断するとき

4章:渡り鳥は「群衆の叡智」で空を飛ぶ

5章:ネズミ、都市の嫌われ者が私たちに生き方を教えてくれる

6章:家族の死を悼むゾウ

7章:ライオンオオカミハイエナが生き延びるための策

8章:クジライルカシャチ、最も謎めいた動物

9章:類人猿の戦争と平和

エピローグ

■『ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」動物のひみつ』

著者:アシュリー・ウォード

訳者:夏目大

定価:2,200円(税込)

発売日:2024年3月27日

発行:ダイヤモンド

判型:46判・並製・736頁

https://www.amazon.co.jp/dp/4478116288

■著者プロフィール:アシュリー・ウォード

英国ヨークシャー出身。シドニー大学の動物行動学の教授。ナンキョクオキアミから人類を含む哺乳類まで、動物行動の研究を積み重ねてきた。科学雑誌に100以上の論文を発表し、多くの学術書に引用されている。子どもの頃から動物に夢中になり、川で釣りをしたり、丸太の下を覗いたり、渓流で化石を探したりして過ごす。本書の元にもなったオーディブルオリジナル『THE SOCIAL LIVES OF ANIMALS』は、英国での宣伝が全くなかったにもかかわらず、2週間にわたってAudibleのチャートでトップを記録している。

■訳者プロフィール:夏目大(なつめ・だい)

出版翻訳家。同志社大学文学部卒。大手メーカーにSEとして勤務した後、現職。『タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源』(みすず書房)、『因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか』(文藝春秋)、『タイムトラベル「時間」の歴史を物語る』(柏書房)など訳書多数。

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配信元企業:株式会社ダイヤモンド

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