あさって(金)は再び「春の嵐」 待ち遠しい桜の開花はいつ?

(解説:#気象予報士 #穂川果音)


今日は全国的に晴れて気温が上がっています。
そのため、桜の開花の便りも届きました。
今日桜の開花が発表されたのは福岡と松山で、いずれも平年よりも3日から5日ほど遅い発表です。
このように、今年の桜の開花は平年に比べても遅いんですが、気になるのは関東甲信地方の桜はいつ咲くのかということなんですが、今朝横浜の標本木の桜の様子を見てきました。


こちらを見ていただくと、緑色の蕾が出てきたのがわかります。
今日の暖かさで、少し開花に向けて進んでいるのではないかと見られます。
これはあと、どれくらいで桜が開花するのかというと、去年のこちらの横浜の桜の標本木の開花までとを比べてみますと、およそ開花1週間ほど前のつぼみの状況と似ているので、ここから1週間ほどで桜が咲くのではないかというような状況です。

ただ、今年は開花まで1週間かからないかもしれません。
その理由がこちらこの先の気温です。
東京の予想最高気温を見ると、金曜日以降は日中の気温が20度以上と一気に季節が進みそうです。
土曜日・日曜日にかけては、日中の気温は夏日一歩手前、5月中旬並みの暖かさとなりそうなのです。


この暖かさによって、桜の開花が一気にスピードアップしそう。
九州から関東甲信地方にかけては、この週末は桜の開花の便りがたくさん届きそうです。
桜の開花とても楽しみなんですが、この開花の前にちょっと注意が必要な点があります。
それがこちら、前線を伴った低気圧が、明日の夜からやってきます。
この低気圧による雨風です。


雨と風の予想を見ていきましょう。
明日のお昼ぐらいには、西日本や東海地方で雨が降り出し、夜にかけてはこの雨の範囲が関東や東北南部にかけても広がる見込みです。
注意をしていただきたいのが、金曜日の日付が変わったくらいです。


太平洋側地域を中心に雨の降り方が強まり、特に金曜日の朝は東海地方を中心に大雨となるおそれがあります。
さらに、関東から北海道太平洋側を中心に暴風も予想されており、交通機関に影響が出る可能性もあります。
金曜日の朝は時間に余裕を持って交通情報も確認するようにしてください。

ただ、この雨ですが、夕方頃には止んできて一気に天気が回復してきます。
ただ、もう一つ注意点があります。
大陸から黄砂がやってきます。
天気は回復して晴れても、黄砂が広がってくる見込みとなっています。
土曜日・日曜日にかけてもこの黄砂の予想がありますので、しっかりとアレルギー疾患のある方は対策を行うようにしてください。


では、改めて明日の全国の天気マークて見ていただきます。
こちら見ていただくと、天気は下り坂となります。
西日本はお昼頃から、東日本も夕方以降は雨が降り出すところが多くなりますので、お出かけの際に雨が降っていなくても雨具をお持ちください。
雨のわりにはそこまで気温は下がりません。
この時期らしい気温となるでしょう。


続いて、この先の全国の天気です。
金曜日は天気は急速に回復してきますが、黄砂の飛来が予想されています。
土曜日日曜日、九州から関東地方で晴れていても、アレルギー疾患のある方、黄砂の対策をしっかりと行うようにしましょう。
来週にかけても晴れて気温の高い日が続きます。
次天気が崩れるのは来週の水曜日となりそうです。
北陸から北日本の日本海側は月曜日にかけては、曇りや雨の天気が届きます。
この時期としては気温が高いので、雪が残っている所では、落雪に注意してください。


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