レヴァークーゼンに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスにプレミアリーグの複数クラブが関心を寄せているようだ。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在22歳のボニフェイスは2019年にFKボデ・グリムトに移籍しヨーロッパデビューを果たすと、その後はユニオンサンジロワーズを経て昨年夏にレヴァークーゼンへ加入した。シャビ・アロンソ監督率いるチームでセンターフォワード(CF)の主軸に定着し、ここまで公式戦23試合の出場で16ゴール8アシストをマーク。年明け以降は負傷離脱中だが、シーズン前半戦は得点を量産し、チームの躍進に大きく貢献した。

 そんなボニフェイスが今シーズン終了後に他リーグへ移籍する可能性が浮上しているという。今回の報道によると、レヴァークーゼンでの傑出したパフォーマンスにより、プレミアリーグの複数クラブが同選手の獲得に興味を示しているとのこと。具体的な名前こそ明らかになっていなが、レヴァークーゼン側は既にいくつかのクラブから口頭での問い合わせを受けたようだ。

 ボニフェイス本人は1年での退団を望んでおらず、来シーズンもレヴァークーゼンに残留したいと考えているとのこと。一方で、クラブ側は同選手を重要な戦力と位置付けており、今夏の売却は検討していないものの、5500万ユーロ(約90億円)以上のオファーが提示された場合には交渉のテーブルに着く可能性があるという。現時点では獲得のハードルは極めて高いと見られているが、実際にオファーを提示するクラブが現れるのか、今後の動向に注目が集まる。

 なお、ナイジェリア代表の活動中に内転筋を負傷し、1月に手術に踏み切ったボニフェイスだが、現在はトレーニングに復帰している模様。25日にドイツ紙『ビルト』が報じたところによると、既に最初の30分間はチームの全体トレーニングに合流しており、シーズン最終盤での復帰に向けてコンディションを整えているという。

今季前半戦は得点を量産したボニフェイス [写真]=Getty Images