バイエルンバルセロナ所属のウルグアイ代表DFロナルド・アラウホに引き続き関心を寄せているようだ。26日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在25歳のアラウホは2018年夏にバルセロナBへ加入し、2019-20シーズン途中にトップチームデビューを果たした。徐々に出場機会を増やすと、シャビ・エルナンデス監督の下では最終ラインの主軸に定着。第3キャプテンに就任し迎えた今シーズンはここまで公式戦31試合に出場し1ゴールをマークしている。

 バルセロナとの現行契約を2026年6月末まで残しているアラウホだが、かねてより国外メガクラブからの関心が明らかに。とりわけ熱視線を送っているのがバイエルンで、トーマス・トゥヘル監督およびクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)が選手側との電話会談を行ったことも明らかになっている。今回の報道によると、バイエルンは同選手への関心を継続しており、移籍金として1億ユーロ(約164億円)を支払う用意があるという。

 なお、この金額については、バイエルンが実際にオファーを提示したわけではなく、獲得の可能性を探るために、仲介人を通じてバルセロナに伝達したものだという。しかしながら、バルセロナはアラウホを極めて重要な戦力と位置付けており、売却に応じる可能性は低い模様。デコSDらクラブ幹部は、同選手との契約期間を2029年夏まで3年間延長したいと考えており、既に具体的なオファーを提示したようだ。

 また、マンチェスター・ユナイテッドも引き続きアラウホの動向を注視しているという。バルセロナは同クラブから移籍金と契約に関する問い合わせを受けたとも報じられており、今夏の移籍市場で獲得に乗り出す可能性も否定はできないだろう。バルセロナとの契約延長か、それとも国外メガクラブへの移籍か。各クラブの今後の動向に大きな注目が集まる。

バイエルンが獲得に興味を示すアラウホ [写真]=Getty Images