境はこの日、4打数3安打3得点と気を吐いた(C)産経新聞社

 快足を生かした一打に、スタンドがどよめいた。

 大阪桐蔭の境亮陽は3月27日、第96回センバツ高校野球大会2回戦の神村学園戦に「1番・右翼」でスタメン出場。2-1とリードした5回裏の第3打席、大会第3号となるランニングホームランを放った。

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 1ボール1ストライクからの3球目。内角寄りの甘いスライダーを完璧に捉え、右翼スタンドに向かって高々と舞い上がった打球はフェンスに直撃。跳ね返ったボールが外野を転々とする中、境は快足を飛ばして一気にホームを陥れた。スタンドはどよめきと歓声に包まれた。

 境のランニングホームランにSNSでは、「足速すぎる!えぐい」、「どれだけ足速いの」、「ベーランめっちゃ速い」と、快足への驚きと称賛の声で溢れた。

 また、「ランニングホームラン久々にみた」、「いつ以来のランニングホームランなの」と、珍しいプレーに一時はトレンド1位になるほど注目を集めた。

 新基準のバットが飛ばないと話題となる中、強打の大阪桐蔭に生まれた今大会第1号のホームラン。1点を争う接戦に貴重な追加点をもたらし、ベスト8進出に大きく貢献した。

 大会前から、俊足が武器の選手だと評判だった境。この日は、初回に中堅に飛んだライナー性の犠飛で生還。判断力の高さと快足で、同点のホームを踏んでいた。1番打者として、4打数3安打3得点と完璧な役割を果たした。

 22日に行われた北海との1回戦では、5打席のうち2度出塁。今大会の打率.500、出塁率は.556と好調を維持している。ドラフト候補の徳丸快晴、ラマルギービン・ラタナヤケが担う中軸の前に出塁し、ダイヤモンドを駆け巡っている。

 今大会の境の活躍にSNSでは、「将来性が楽しみな2024ドラフト候補」と高評価を集めている。境は最速142キロの投手としても注目されており、二刀流での活躍を望む声や大阪桐蔭OBで中日の根尾昂の再来だと評価する声も挙がった。

 次戦も自慢の快足でチームに勝利を運ぶのか。今後も境の活躍に注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「足速すぎる!えぐい」大阪桐蔭・境亮陽のランニングホームランにネット騒然!「久々にみた」