俳優の堺雅人(50歳)、赤西仁(39歳)が、マクドナルドの新CMに出演。4月2日より、「サムライマック『好きな方へ、一歩。』篇」の放映を開始する。

今回のCMは、雄大な海を前にして佇む男(赤西)に、「やりたいこと見つかりました?」と問いかける堺、「やりたいことなんて、やってみないと見つからないんですよね」と、まずは行ってみることを勧める。好きな方へ、一歩。サムライマックとともにやってみる、まず行ってみる、回り道になってもそれもまた楽しい――「自分の信じる道を切り拓きたい」と望む大人を応援するサムライマックのメッセージを込めた内容だ。

撮影当日は冬のような寒波が襲来し、海岸で行われた新CMの撮影では、スタッフ全員が防寒着に身を包む中、堺と赤西は春の陽気を思わせる薄着で登場。焚き火の前でゆったりと腰かけたふたりは、にこやかに談笑しながら撮影本番に臨んだ。撮影終了後、堺は「寒かった!でも首元が閉まっているだけマシで、ネクタイがこんなに暖かいなんて知らなかった(笑)。赤西さんは襟が開いているから本当に大変」と振り返り、赤西は「寒そうな顔だとNGになっちゃうから(笑)」と、周囲の笑いを誘った。

セリフを話すシーンがなく、わずかな表情の動きだけで感情の変化を表現する難しい役を演じた赤西は、堺のセリフや動きのリズムと自身の演技のタイミングをどのように合わせるか、監督と入念な打ち合わせを繰り返しながら撮影に臨んだ。「炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフ」を食べるシーンでは、クールな表情はそのままに、ガブリとバーガーにかじりつく大胆なアクションで周囲を圧倒。アメリカで生活している赤西は「日本のマックってこんなにうまいの!?」と、「サムライマック」の味わいに感激しだようだ。

また、CMは砂浜のキャンプ焚き火をしながら過ごしている赤西の前に堺が現れるストーリーだが、この日、焚き火の魅力にハマってしまったのは堺のほう。「もう、ずっと見ていられるな」と、薪が燃える様子に魅了された堺は、休憩時間にたびたびキャンプ指導役のスタッフを訪ねて「焚き火トーク」をエンジョイ。「慣れると火打石で火を熾せるんだって。いろいろ聞いちゃった(笑)」と嬉しそうに話した。

撮影後のインタビューで、CMの感想を聞かれると、堺は「赤西さんに対して『やりたいことなんて、やってみないと見つからないですよ』って、どの口が言うんだとコンテを見たときに思ったんです(笑)」と話し、赤西も「やりたいことを結構やってますからね(笑)」と笑う。

さらに堺が「(赤西に対して)『実行力の塊』みたいなイメージを持っていたんですよ。だから、赤西さんにどんな先輩ヅラして言うかな…と思っていました(笑)。赤西さんの中の“もうひとりの自分”というか、自問自答のもうひとりの話し相手としてだったら演じられるかなと思っていたら、ちょっと遊びが入っているというかファンタジーな要素が少し入っていたので、それでいこうと思って演じました」と続けると、赤西は「ボクもやりたいことを結構やっちゃってるんで、どうやって言おうかな…みたいな(笑)。でも、堺さんがおっしゃっていたようにファンタジー要素があったので、楽しくできました」と語った。