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29日、NHK連続テレビ小説ブギウギ』が最終回を迎える。今作は、魅力的な登場人物が多く、愛着を持った人もいるのでは。これまでSirabee編集部では『ブギウギ』主要キャストの様々なエピソードを紹介してきた。

最終回を前に、その中から厳選した「秘話」を振り返る──。

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■ヒロインの母・水川あさみの評判

ブギウギ』は、大ヒット曲『東京ブギウギ』で知られる笠置シヅ子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。趣里演じる小さな銭湯の看板娘だったヒロインが、勇気と希望を与える歌手になっていく様子を描いている。

水川あさみ

水川あさみは、大阪の銭湯を切り盛りするヒロインの母親役を演じた。周囲の人を大切にする姿が印象的だったが、実際の彼女も役柄に近いようだ。

あるテレビ局関係者は、「明るくサバサバした性格です。現場入りするとすぐにスタッフの顔と名前を覚え、若手のスタッフにも気さくに話しかけています。『ブギウギ』でも自然と水川さんの周りに人が集まっていたようです」と話す。

場を盛り上げるだけでなく、周りへの気配りも欠かさない。「現場での差し入れが好評です。高級店の品よりも、みんなが気軽に食べられるものを持ってきている印象です。お値段の張る弁当やお菓子だと、若手のスタッフが遠慮して食べないことがあります。その点、水川さんの差し入れはいい意味で庶民的なものが多く、人気なんですよ」(前出・テレビ局関係者)。

 

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■「現場を盛り上げた」蒼井優

趣里演じるヒロインは、少女歌劇団「梅丸少女歌劇団」に入団し経験を積んだ。同じ劇団のトップスターで、ヒロインの憧れの女性役を演じたのが蒼井優だ。

蒼井優

作中で見事なバレエシーンを披露したが、こんな秘密が…。

「蒼井さんはクラシックバレエの経験者です。お母さんが宝塚の大ファンで、小さい頃から宝塚の必須科目のバレエを習っていたそうです。自分の得意分野とあって、手先の動きや歩き方など細かい所作までみっちり練習し、気合十分だったといいます」(前出・テレビ局関係者)。

カメラが回らないところでは、共演者とのコミュニケーションを絶やさなかった。前出のテレビ局関係者は、「撮影の合間には、蒼井さん、趣里さん、伊原六花さんといった劇団メンバーで楽しそうに話していたそうですよ。蒼井さんが積極的に話しかけて、現場を盛り上げていたといいます」と話す。

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■水上恒司の「裏の顔」に驚きの声

水上恒司

水上恒司はスズ子の大ファンで、彼女の人生に大きな影響を与える運命の男性役を演じ、注目を集めた。2018年に芸能界入りして以降、多くのドラマや映画に出演している水上。

ある芸能事務所関係者は、水上についてこう評する。「毎回、役作りのためのノートを作るそうです。単に台本を読むのではなく、現場に行って気付いたことをまとめて、自分の演じるキャラクターをしっかり掘り下げているのでしょう。デビュー以来、次々に新しい仕事を獲得しているので、何事も卒なくこなすイメージがあるかもしれませんが、実際はものすごく努力家です。いい意味でイメージと違う彼に驚く人も多いんですよ」(芸能事務所関係者)。

カメラが回らないところでの“裏の顔”も申し分ないようで…。「上下関係がしっかりしていて、誰に対してもきちんと挨拶しています。水上さんは学生時代野球部に所属しており、そこで礼儀を身に付けたようです。ブレイクしても驕ることなく、謙虚で礼儀正しいので、共演したタレントやスタッフからも好かれていますよ」(前出・芸能事務所関係者)。

 

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■ヒロインを支えた草彅剛の気遣い

草彅剛

ヒロインの才能に惚れ込み、指導する作曲家役を草彅剛が演じた。師弟関係の草彅と趣里のシーンは、ネット上でも好評だ。

撮影中、趣里は草彅に支えられたようだ。「当初、趣里さんは朝ドラヒロインを務めるとあって緊張していました。草彅さんはそんな彼女に冗談を言ったり、カットがかかると『今の表情最高だった』『バッチリだよ』と優しく声をかけているそうです。趣里さんもリラックスして臨めているみたいですよ」(前出・芸能事務所関係者)。

作曲家役のため、草彅がピアノを弾くシーンも多かった。彼が演奏する姿は絶賛されていて…。

「2008年の日曜劇場『猟奇的な彼女』(TBS系)でピアノを演奏するシーンがあったため、ピアノを買って練習したり、プロのピアノ奏者が演奏する様子を見て所作を勉強したそうです。草彅さん本人は『もう全然弾けない』と謙遜していますが、ピアノに向かう表情や指の使い方は、あのドラマでの経験を生かしているのでしょう」(前出・芸能事務所関係者)。

ブギウギ』は最終回を迎えるが、今作で活躍した主要キャスト達はさらなるスターダムを駆け上がっていくに違いない。

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