伊藤美来豊田萌絵が、3月27日に都内で開催されたTVアニメ「声優ラジオのウラオモテ」(4月10日[水]スタート 毎週水曜夜10:00-10:30/TOKYO MXほか)キャスト登壇舞台挨拶付き1・2話先行上映会に登場。舞台挨拶で、共演の長谷川育美東山奈央とアフレコエピソードなどを語った。

【写真】伊藤美来からの“タレコミ”に「相方を売りますこの女は!」とツッコむ豊田萌絵

■「声優ラジオのウラオモテ」とは

同作は「第26回電撃小説大賞」で大賞を受賞、「読書メーター OF THE YEAR 2020」ライトノベル部門第1位に輝いた二月公による小説シリーズを原作としたアニメーション作品。“オモテの顔”は清楚かわいいアイドル声優・歌種やすみで、“ウラの顔”は生粋のギャルな佐藤由美子役を伊藤が、“オモテの顔”はおっとりかわいい正統派アイドル声優・夕暮夕陽で、“ウラの顔”は根暗な地味子の渡辺千佳役を豊田が務める。

これまで小説PVやラジオ番組でのコラボ、オーディオブック、朗読劇などでも主人公であるやすみと夕陽を演じてきた2人。今作でも引き続き同役でW主演を務めることについて、伊藤は「満を持してというか。まさかアニメ化でキャストも変わらず…ありがとうございます!」と笑顔で感謝を。

また、アフレコ現場の雰囲気について聞かれると、伊藤は「出てくるセリフなど、1個1個が今の声優さんに対してズカズカ言っているんです。セリフがリアルなので、それを見たり、演じたりしているのを聞きながら『痛い痛い』って(笑)。『これ、言っていいの?』『こんな裏話していいの?』というようなことを、みんなでしゃべりながらアフレコをしていました」と、自分たちと同じように声優を演じるからこそ共感できるし、耳の痛い描写もあったことを吐露し、他登壇者の賛同を得ていた。

そんな中、作品にちなんで「自分自身でウラオモテがあるなと思う部分」を聞かれると、一同は「いや?特に…」「女性声優ウラオモテはないよね」「このメンバーはないよね」「正直ウラオモテのなさを売りしているところがあります」などと、それぞれ顔を見合わせながら「ウラオモテはない」ことを息ピッタリにアピールし、会場からは笑い声が。

■伊藤、“相方”豊田を売る「豊田さんはアフレコ現場で…」

それでもMCから「実はメンバーの中でこんなウラの顔があるんだよ、というタレコミ情報がある方は?」と食い下がられると、伊藤は“相方”豊田の名を挙げて「豊田さんは(根暗な地味子の)千佳を演じているんですけど、アフレコ現場でずっとしゃべっていたんですよ!現場大回し、MCをしていたんですよ」と役柄とは違った一面を暴露し、東山も「ムードメーカーだった」と同調。

「相方を売りますこの女は!」と笑いながら聞いていた豊田は、「千佳とそもそも私自身が真逆なんです。キャラで言うと由美子に近いなというのは、昔から関わっていてよく話しているんですけど」と前置きし、「キャストの名前はまだ発表されていないんですけど、素敵な先輩方が本当にたくさん登場するんです。先輩たちが本当に素敵なので、いっぱいお話したくなっちゃって(笑)」と、ただ騒いでいたわけではなく、先輩声優との交流を深めるために率先してトークを回していたことを声高に主張していた。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)

イベントに登壇した長谷川育美、伊藤美来、豊田萌絵、東山奈央(写真左から)/※ザテレビジョン撮影