マンチェスター・シティが、メジャーリーグサッカーMLS)のフィラルフィア・ユニオンに所属するU-15アメリカ代表MFキャバン・サリバンの加入内定合意に至ったようだ。27日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 弱冠14歳ながら、今月24日にはクラブのセカンドチームでデビューし、いきなりアシストを記録して勝利に貢献したキャバン・サリバン。昨年開催された15歳以下の北中米王者を決める『CONCACAF U-15』ではU-15アメリカ代表を優勝に導き、自身も最優秀選手に輝くなど、将来に大きな期待が集まる同選手だが、マンチェスター・シティはいち早く“ダイヤの原石”確保に成功したという。

 同紙によると、マンチェスター・シティフィラルフィア・ユニオンは、キャバン・サリバンが18歳になったタイミングでの加入に合意した模様。正確な金額は明かされていないものの、MLSの母国出身者史上最高額の移籍金が発生する見込みのようだ。なお、これまでの最高金額は、アウグスブルクがFCダラスからアメリカ代表FWリカルド・ペピを獲得した際の2000万ドル(約30億円)となっている。

 また、今回の契約では同選手が早いタイミングでMLSの基準を超える成長を遂げた場合、マンチェスター・シティを含むヨーロッパのシティ・フットボール・グループに加入させる条件が付随している様子。イギリスメディア『The Athletic』は以前にも、キャバン・サリバンが16歳となった段階でベルギー・ファースト・ディビジョンB(ベルギー2部)のロンメルSKに送り出し、その後18歳でマンチェスター・シティに加入する計画を進めていると報じていた。

キャバン・サリバンの加入内定が報じられたマンチェスター・シティ [写真]=Getty Images