映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、現在準備中の「パイレーツ・オブ・カリビアン6(仮題)」はキャストを一新したリブートになると明らかにした。

パイレーツ・オブ・カリビアン」といえば、シリーズ第5弾となる「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」(2017)が公開されたあと、主演のジョニー・デップが元妻アンバー・ハードとの法廷闘争に巻き込まれてイメージが悪化したため、デップが演じるジャック・スパロウを主人公にした物語の継続が難しい状態になっている。

パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作といえば、マーゴット・ロビーを主演とするバージョンと、若いキャストを主人公にするバージョンの2つが同時進行で進められていたが、ブラッカイマーがComicBook.comに語ったところによれば、ロビー主演バージョンはいったん棚上げされているという。現在、準備が進められているのは若いキャストを主人公にするバージョンで、こちらは完全なリブートになるという。「特定の俳優を待つ必要がないため、実現させやすい」と、ブラッカイマーは説明する。

ちなみに、この作品の脚本は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテッドエリオットと、「THE LAST OF US」のクレイグ・メイジンによるもので、メイジンは「(ディズニーに)プレゼンをしたとき、まさかゴーサインが下りるとは思っていなかった」と米ロサンゼルスタイムズ紙の取材でコメント。

「あまりにも奇妙な話なので。でも、ゴーサインが下りたんだよ」

ブラッカイマーは「トップガン」シリーズも手がけているが、「トップガン3(仮題)」に関してはトム・クルーズ抜きで製作することはないので、「いつになるかまったくわからない」とコメントしている。

画像は「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」 (C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.