不適切にもほどがある!

29日、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が最終回を迎える。放送開始当初から話題を呼び、SNSでも大いに盛り上がった。主演を務める阿部サダヲの演技も好評だ。

多くのドラマや映画に出演する阿部だが、カメラが回らないところでの評判はというと…。

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■「昭和のオヤジ」役が好評

『不適切にもほどがある』(以下、『ふてほど』)は、阿部演じる主人公が1986年の昭和から2024年の令和にタイムスリップするところから始まる。「昭和のオヤジ」がコンプライアンスに厳しい令和の時代で周囲と衝突しつつも、家族や新しく出会った人達と絆を深めていくヒューマンコメディだ。

阿部は中学校の体育教師で野球部の顧問を務める主人公を演じる。子供達をケツバットで殴って気合いを入れる、教室や公共交通機関でたばこを吸う、女性に性的冗談を言うなど、令和では物議を醸す言動を取る豪快な人物だ。

 

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■「クドカン」経験者がリード

脚本は「クドカン」でお馴染みの宮藤官九郎氏が手がける。阿部は彼が手がけた作品に多数出演している。

それだけに、『ふてほど』で宮藤氏が求めるものが分かるようだ。あるテレビ局関係者は、「同い年で何度も仕事しているだけあって、阿部さんは脚本を少し読んだけですぐに物語の背景を理解したようです。”クドカン”経験者とあって、現場でも上手くみんなをリードしているみたいですよ」と話す。

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■「急な変更にも即座に対応」

舞台、ドラマ、映画とあらゆる分野で活躍する阿部。今や彼の名を知らない人はいないだろう。長年培った演技力は現場でも高く評価されている。

「急な変更があっても即座に対応します。監督が新たな指示を出した際、次のシーンですぐにその通りに演じられます。『ふてほど』のようなコミカルなキャラクターはもちろん、狂気を秘めたキャラクターや陰のある役など、どんな人物にもなれます。『阿部さんがいれば何とかなる』という安心感があるんですよ」(前出・テレビ局関係者)。

阿部のオファーが絶えない理由が窺える。

 

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■カメラがない場での性格に驚きの声

作中でハイテンションなキャラクターを演じることも多い。ただ、カメラが回らないところではこんな一面があって…。

阿部さん本人も公言していますが、じつはかなりの人見知りです。普段は大人しいのにカメラが回ると打って変わって明るくなるので、そのギャップに驚くスタッフも多いんですよ。今作で共演する仲里依紗さんや吉田羊さん、磯村勇斗さんとは過去に一緒に仕事したことがあるので、気負わずに話せるそうですよ」(前出・テレビ局関係者)。

最終回で、阿部演じる主人公にどんな結末が待ち受けているのか。気になるにもほどがある!

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

『不適切にもほどがある!』(TBS系)では、すき焼きを食べ過ぎてお腹を壊したり、大事な場面で”愚か者”が”ギンギラギン”にならない「ムッチ先輩」(磯村勇斗)がお気に入り。

阿部サダヲ、『不適切にもほどがある』座長の評判 カメラがない場所での「性格」に周囲も仰天