水谷豊が主演を務める「熱中時代 先生編」が、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)にて4月6日(土)より毎週土曜夜6時に2話連続で全国無料放送されることが決定。またそれに伴い、テレビっ子ライター・てれびのスキマからのコメントも到着した。

【写真】教壇に立つ若かりし頃の水谷豊

水谷豊が生徒思いの教師役を熱演した学園ドラマ

「熱中時代 先生編」は、1978年10月にスタートし、その後の学園ドラマ・教育ドラマに大きな影響を与えた大ヒット作。水谷が純粋で人間味あふれる小学校教師を演じ、番組は回を追うごとに人気を獲得。特に、日本中の涙を誘った最終回は、いまだに語り種となっている。

主役の小学校教師・北野広大役を務めるのは、人気ドラマ「相棒」では特命係の警部・杉下右京役を長年にわたり演じ、主演映画「TAP THE LAST SHOW」では監督デビューを果たすなど、俳優という枠にとらわれずマルチに活躍する名優・水谷豊

時代劇のエキストラやビルの窓ふきのアルバイトでその日暮らしの生活を送っていた広大が、教師となり赴任先の小学校で起きるさまざまな出来事に体当たりで挑みながら、生徒たちを全力で熱く導いていく。初めて教壇に立ってから生徒を送り出す卒業式までの間、子どもの立場になって親身に考え奮闘する広大の姿は、見どころの一つとなっている。

また、学園ドラマならではの登場人物の多さ、個性豊かなキャラクターも見どころ。広大の赴任先の小学校校長で皆から信頼される天城順三郎役を船越英二、教頭の安達勝也を小松方正、マドンナ的存在の同僚教師・小糸桃子役を志穂美悦子が演じるなど、魅力的なキャストにも注目だ。

■テレビっ子ライター・てれびのスキマが語る見どころ

水谷豊は稀有な俳優です。「傷だらけの天使」(1974年)の亨、「熱中時代」(78~81年)の北野広大、「刑事貴族」(91~92年)の本城慎太郎、「相棒」(2000年~)の杉下右京と、普通なら俳優人生で一度出会えば幸運なレベルのハマり役を各年代で演じています。

“事件モノ”が多い中で、教師を演じた「熱中時代 先生編」は特異で、2番手の多かった彼が“テレビの主役”に躍り出た記念碑的作品でもあります。

舞台はそれまでの学園ドラマで扱われることがほとんどなかった小学校。同僚教師たちと校長宅に下宿していてホームドラマ的側面もあり、志穂美悦子演じるマドンナ教師との仄かな恋愛模様も。水谷豊の様々な顔が見られる贅沢なドラマです。

子供たちと同じ目線に立ち、独特の北海道の方言で語りかける北野広大に、ぼくは小学校の頃、再放送で出会い熱中しました。放送当時40%を超える視聴率を獲った最終回に何度泣いたかわからない。北野広大は、まさしく「ぼくの先生」でした。

■「熱中時代 先生編」あらすじ

教師という職業を選んだ一人の青年が、教育現場で悪戦苦闘しながら懸命に生き、成長していく姿を明るく描くコメディー。主演は水谷豊。時代劇のエキストラやビルの窓ふきのアルバイトでその日暮らしをしている北野広大(水谷豊)に、教員の補欠採用通知が届いた。赴任先は東京都武蔵野市の小学校。広大は校長の天城順三郎(船越英二)に校長の家に下宿するよう言われる。子供を相手にのんびり教師をやろうと考えていた広大だったが…。

「熱中時代 先生編」より/(C)NTV