みりんは和食をはじめとする料理に欠かせない調味料の1つです。多くの家庭に常備されていますが、正しい保存方法を知っていますか。

正しく保存することで、開封後であっても劣化を防いでおいしい状態をキープできます。

本記事では、日の出みりんの公式サイトで紹介されている、みりんの適切な保管方法について見ていきましょう。

みりんの種類

みりん』と呼ばれる調味料は以下の3種類です。

本みりん

みりん調味料

みりんタイプ調味料(発酵調味料

上記3種類とも、料理をする上では『みりん』として区別せずに使われることがほとんどですが、実は材料や製造工程が異なります。

本みりんは、米と米こうじ、焼酎もしくは醸造アルコールを糖化・熟成させてつくられるもの。アルコールが14%ほど含まれているためお酒に分類されます。

みりん調味料は、水あめや米・米こうじの醸造調味料、酸味料などによってつくられていて、アルコールの含有量は1%未満。そのためお酒ではなく甘味調味料として扱われています。

みりんタイプ調味料は、水あめや米・米こうじの醸造調味料、食塩、アルコールが原料です。アルコールが10%ほど含まれていますが、塩味が加えられていて飲めないためお酒としては扱われません。

みりんの適切な保存方法

開封前であれば種類を問わず常温で保存できますが、以下のような条件に該当する場所での保存は避けましょう。

・直射日光・紫外線が当たる

・高温になる

・温度変化が激しい

前項で紹介したように、みりんは種類によって含まれている成分がまちまちであるため、保存方法も異なります。以下では、開封後の保存方法をみりん種類別に見ていきましょう。

本みりん

本みりんは常温保存が可能だそうです。

本みりんはアルコールと糖分が多く含まれているため、直射日光を避けた常温保存が可能です。風味を損なわないよう、直射日光を避け冷暗所で保存しましょう。

日の出みりん公式 ーより引用

ただしアルコールが飛んでしまわないよう、キャップはしっかり閉めましょう。

また冷蔵保存も可能ですが、糖分が冷えて結晶化することも。温めれば結晶は溶け、また品質には影響しないため問題なく使用できます。

みりん風調味料

みりん調味料は冷蔵保存が必須です。

みりん調味料は、アルコールがほとんど入っていないため、開栓後の常温保存はおすすめできません。冷蔵庫での保存が必要です。

日の出みりん公式 ーより引用

パッケージにも『開封後要冷蔵』の記載があるので、購入後に確認してみてください。

みりんタイプ調味料

みりんタイプ調味料は常温での保存が可能です。

みりんタイプ調味料は、本みりんよりもアルコール分が少ないものの、塩分が含まれているため開栓後も常温(冷暗所)で保存できます。

日の出みりん公式 ーより引用

本みりんと同じようにキャップをしっかり閉め、高温や直射日光を避けて保存してください。

同じ『みりん』であっても、種類によって開封後の保存の仕方は異なります。自宅で使用しているみりんがどの種類か、正しく保管できているかどうか確認してみましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
日の出みりん公式
※写真はイメージ