企業データとAIの利活用カンパニーAOSデータ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長 吉田 宣也 以下 AOS データ社)は、文化関連の事業者や研究・行政関係者および一般市民の方々において、都文化遺産の保存、教育、創造的活動、政策立案など多くの発展に寄与し、教育、研究、市場分析、コミュニティ開発に不可欠な情報源として貢献をする重要なカルチャーオープンデータを、AI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」(https://datamart.jp/ )で公開したことをお知らせします。


  • カルチャーデータの高まり

現代社会において、カルチャーデータの重要性はますます高まっています。文化的資産と活動から得られるデータは、私たちのアイデンティティ、教育、経済、さらにはグローバルな相互理解に深く影響を及ぼしています。技術の進化はデータの収集と共有を容易にし、文化のアクセシビリティを向上させています。こうした背景のもと、カルチャーデータが持つ価値は、単に過去を保存するだけでなく、未来を形作るための基盤としても見直されています。カルチャーデータの重要性が高まっている背景を説明します。

1. 文化的価値の再認識

- 社会的結束とアイデンティティ: 文化は人々を結びつけ、共通のアイデンティティを形成する重要な要素です。カルチャーデータを通じて文化遺産や現代文化が保存・共有されることで、社会の結束力を高め、多様性を尊重する環境を促進します。

- 教育と啓発: 文化的資源へのアクセスは教育の質を向上させ、歴史や芸術に対する理解を深めます。カルチャーデータは教育資料としての役割も担い、学習者に豊かな知識を提供します。

2. デジタル技術の進化

- デジタル化とアーカイブ: デジタル技術の進歩により、文化的資源をデジタル化し、永久に保存することが可能になりました。これにより、物理的にアクセスできない人々もこれらの資源を利用できるようになります。

- データ分析とインサイト: ビッグデータ技術の発展により、カルチャーデータから新たな知見を引き出し、文化的傾向や消費者行動の分析が可能になりました。このインサイトは、政策立案、市場戦略、新規事業の開発などに活用されています。

3. グローバルな文化交流の拡大

- 文化的多様性の促進: グローバル化が進む中で、異なる文化間の交流が活発になっています。カルチャーデータの共有は、文化的多様性を促進し、異文化理解の橋渡しをします。

- クリエイティブ産業の成長: 音楽、映画、アート、ゲームなどのクリエイティブ産業が経済成長の重要なドライバーとなっています。これらの産業に関するデータは、新たなビジネス機会の創出や文化的商品の国際市場での競争力強化に寄与しています。

4. 持続可能な開発と文化の役割

- 持続可能性への貢献: 文化は、持続可能な開発目標(SDGs)においても重要な役割を果たします。文化的活動や資源の保護・活用は、地域社会の経済的自立を支援し、社会的包摂を促進することができます。

- 地域社会の活性化: カルチャーデータを活用することで、文化的資源の持続可能な管理や文化産業の発展に寄与し、地域社会の活性化につながります。このように、カルチャーデータは地域開発や国際開発の文脈においても、重要な情報源となっています。

5. デジタルアクセシビリティの向上

- アクセスの平等化: デジタル技術の普及により、文化的コンテンツへのアクセスが以前にも増して容易になりました。特に、障害を持つ人々や遠隔地に住む人々にとって、デジタル化されたカルチャーデータは、文化的活動への参加機会を大幅に改善します。

- 文化体験の普及: オンライン展示やバーチャルツアー、デジタルアーカイブへのアクセスは、物理的な制約を超えた文化体験を提供し、文化的リテラシーや多様な視点の獲得を促進します。このように、デジタルアクセシビリティの向上は、文化的資源の普及という点で、カルチャーデータの価値を一層高めています。

カルチャーデータの重要性が増している背景


カルチャーデータの重要性が高まっている背景は、これらの社会的、経済的、技術的な変化によって、文化的資源が新たな価値を持ち、さまざまな形で社会に貢献する可能性が広がります。

  • カルチャーデータとは

カルチャーのオープンデータは、社会の多様な文化的側面を記録し、共有するための貴重な資源です。これらのデータは、過去と現在の文化的遺産を継承し、未来世代へと伝えるための基盤を提供します。美術、音楽、文学から建築、民族文化、デジタルゲームに至るまで、カルチャーデータは幅広い分野をカバーし、教育、研究、観光、地域振興の推進に役立てられています。このようなデータの共有と利用は、文化的理解と相互尊重を深め、世界各地の文化的多様性を守るために不可欠です。

カルチャーのオープンデータは、文化的な活動や資産に関連する情報を幅広くカバーしており、以下の分野で具体的なデータの例を挙げます。

1. 美術館・博物館のコレクションデータ

- 展示品の名前、作者、製作年

- 展示品のカテゴリー(絵画、彫刻、工芸品など)

- 関連する歴史的背景や文化的意義

- デジタル化された展示品の画像

- 展示品の保管状態や修復記録

2. 公共アートとモニュメント

- アート作品やモニュメントの位置情報

- 作者、制作年、素材

- アート作品の主題や背景

- 公共アートのメンテナンス記録

- 地域コミュニティとの関係性

3. 図書館蔵書データ

- 書籍のタイトル、著者、出版年

- ISBN番号、ジャンル、言語

- 貸出状況、リクエスト数

- デジタル版の有無

- 関連するイベントや読書会情報

4. 映画・映像作品データ

- 映画のタイトル、監督、公開年

- ジャンル、キャスト、受賞歴

- 製作国、使用言語

- 視聴可能なプラットフォーム

- 評価とレビュー

5. 音楽データ

- 楽曲名、アーティスト、リリース年

- ジャンル、レーベル

- 再生回数、人気度

- 利用可能なストリーミングサービス

- 関連するコンサートやイベント情報

6. 文化イベントとフェスティバル

- イベント名、開催地、開催日時

- 主催者、スポンサー

- 参加アーティストや演者

- 観客数、チケット販売状況

- イベントのテーマや目的

7. 劇場・コンサートホール

- 施設名、所在地、座席数

- 主な公演ジャンル(オペラバレエ、コンサートなど)

- 公演スケジュール

- チケット価格範囲

- 施設利用のレビュー

8. 文化財データ

- 文化財の名称、種類(建造物、考古遺産など)

- 位置情報、登録年

- 文化財の歴史的背景

- 保護措置や修復活動の記録

- 関連する教育プログラム

9. 伝統芸能・民俗文化

- 芸能の名称、起源、地域

- 実施形態(舞踊、音楽、祭りなど)

- 伝承方法、現代への影響

- 関連するイベントや祭り

- 保存状態、振興活動

10. クリエイティブ産業データ

- 企業名、業種(デザイン、ファッション、出版など)

- 創立年、所在地

- 主な製品やサービス

- 市場動向、成長率

- 関連する展示会やトレードショー

11. スポーツデータ

- 種目、チームまたは選手情報

- 開催地、日時、結果

- 観客数、テレビ視聴率

- スポンサー情報

- 関連する地域イベント

12. 観光データ

- 観光地名、所在地、アクセス方法

- 訪問者の出身地や年齢、性別

- 訪問者の趣味や興味、旅行の目的

- 訪問頻度や旅行の経験

- 観光地の評価とレビュー

13. 地域文化データ

- 地域の歴史的背景、文化的特徴

- 地元の祭り、イベント

- 地域固有の芸能や工芸品

- 地域文化を活かした観光プロモーション

- 地域住民との関わり

14. デジタルアートデータ

- 作品名、作者、制作年

- デジタルアートのジャンル(VR、AR、インタラクティブアートなど)

- 展示方法、視聴可能なプラットフォーム

- アート作品のテーマ、使用技術

- 関連する展示イベントやフォーラム

15. ファッションデータ

- ブランド名、創業者、設立年

- コレクション、シーズン、テーマ

- 主要なデザイン要素、素材

- ファッションショーの開催情報

- 市場動向、消費者の嗜好

16. 言語・文学データ

- 言語、方言の分布

- 文学作品のタイトル、著者、出版年

- 文学ジャンル、テーマ

- 翻訳された言語、国際的な受容

- 文学関連イベント(文学賞、朗読会など)

17. 建築データ

- 建築物の名称、設計者、建設年

- 建築スタイル、使用材料、構造特徴

- 位置情報、アクセス方法

- 保存状態、修復歴、保護措置

- 建築物が登場する文化イベントやツアー

18. 民族文化データ

- 各民族の文化的背景、言語、宗教

- 伝統的な衣装、食文化、祭り

- 民族音楽、ダンス、芸術作品

- 伝統的な生活様式、住居、道具

- 民族文化の保存と伝承に関する取り組み

19. デジタルゲームデータ

- ゲームタイトル、開発会社、リリース年

- ジャンル(アクション、RPG、シミュレーションなど)

- プラットフォーム(PC、コンソール、モバイルなど)

- ユーザーレビュー、評価スコア

- 関連するイベントや大会、コミュニティ活動

20. 料理・食文化データ

- 地域ごとの代表的な料理、食材

- 伝統的な調理法、食事の習慣

- 料理に関するイベント、料理教室

- 地域特産品、季節ごとの食べ物

- 食に関する文化遺産、世界遺産登録状況


これらのデータは、文化の多様性と豊かさを示し、研究、教育、観光、文化政策立案など多方面での利用が期待されています。

  • カルチャーデータの特徴

カルチャー分野におけるオープンデータは、文化的な知識と資産を共有し、普及させるための重要なツールです。これらのデータは、教育、研究、創造的活動、そして文化政策の策定を支援するだけでなく、文化的遺産をデジタル化し、保存することによって、将来世代への継承を可能にします。文化的な多様性を広く伝え、相互理解を深めるための基盤として、その価値は計り知れません。

カルチャー分野のオープンデータには、いくつかの特徴があります。これらの特徴は、文化的資源の保存、普及、活用を目的としており、以下のようになります。


カルチャー分野のオープンデータは、これらの特徴により、文化的遺産の保護と普及、社会的参加の促進、経済的価値の創出に貢献しています。

  • ユーザーはカルチャーデータの品質をどのように評価できますか?

カルチャー分野のオープンデータは、文化遺産の保存、教育、創造的活動、政策立案など、多岐にわたる用途で利用されます。そのため、データの品質を正確に評価することが非常に重要です。品質の高いデータを選択することで、文化的な洞察の精度を高め、より信頼性のある分析結果を得ることができます。以下では、カルチャー分野のデータセットの品質を効果的に評価するための基本的な手順になります。ユーザーはデータの適切性と信頼性を判断し、その活用価値を最大限に引き出すことが可能になります。


これらのステップを通じて、カルチャー分野のオープンデータの品質を体系的に評価し、そのデータが特定の目的やニーズに適しているかどうかを判断することができます。品質の高いデータを選択することは、研究の信頼性を高めるだけでなく、文化的価値の理解と普及にも寄与します。

  • AI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」とData to AI仕事術

カルチャー分野のオープンデータを用いた仕事術は、文化的価値の保存から新たな創造活動に至るまで、幅広い領域でのイノベーションを可能にします。これらのデータは、教育、研究、市場分析、コミュニティ開発など、多様な目的で活用され、社会全体に対して豊かな文化的体験を提供するとともに、経済的な機会を創出しています。以下に示すサンプルは、カルチャー分野のオープンデータがいかに多面的に活用されているかを具体的に示すもので、それぞれの活用事例で使用されるデータとその効果について説明します。




これらは、カルチャー分野のオープンデータが、文化的理解の深化、経済的価値の創出、教育の革新、社会的連帯の促進にどのように貢献できるかを示しています。

  • データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ

AOSデータは、『Data to AI(R) 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「aosidx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。

 「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。


  • AI学習用データコマース「DataMart.jp」を支える各賞受賞実績の技術

「DataMart.jp」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で13期連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を14年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション「AOS IDX」を支えるソリューションとして開発されました。

・目的ビッグデータ、オープンデータ、マイデータを蓄積しAI学習用データの加工を支援。AI学習用データの収集の効率を上げAIシステムの構築に専念できるよう、各企業のAIシステム開発の生産性向上をサポートします。

・対象データ位置データ、財務データ、eコマースデータ、会社データ、企業統計データ、技術データ、シンセテイックデータなどオープンデータ(法人のビッグデータ、個人のマイデータを購入、販売、取引が可能)

・DataMart.jpのメリット

(1)データ販売者自社で蓄積したデータをマネタイズし、更新データ提供などを通して継続的なロイヤリティの獲得

(2)データ利用者必要なデータを手間をかけずに入手でき、購入後すぐ活用できるよう加工された高付加価値データを自社のAIに効果的な学習用データとして提供できる

・DataMart.jpの特徴

マッチング表示登録情報や希望条件にマッチするデータセット を優先して表示

メッセージ機能データセット提供者と直接コンタクトし、データに関する質問などスピーディに情報交換可能

いいね機能興味のあるデータセットに「いいね!」をしておくと、該当データセットの最新の状況を常に確認できる

・DataMart.jpの利用料金

販売者様からの手数料10% 

購入者様からの手数料データ販売額の0% *オープンデータの場合無償

■カルチャーデータプロバイダーの募集

カルチャー分野は、デジタル化の進展と共に、その価値と影響力が再評価されています。文化的資産のデジタルアーカイブ化、オンラインでの芸術展示、教育プログラムの充実など、文化と技術の融合が新たな可能性を開いています。この文化的転換期において、カルチャーデータの提供は、教育、研究、創造活動、地域コミュニティの発展に不可欠な役割を果たしています。DataMart.jpでは、文化的価値の普及と保存を目指し、新しいデータコマースの構築に取り組んでいます。この目標を達成するために、美術、音楽、映画、文学、伝統芸能など、カルチャー分野における質の高いデータを提供していただけるデータプロバイダーを広く募集しています。データを通じて文化の魅力を伝え、カルチャー分野のさらなる発展を共に支えるパートナーとしての提携を希望しております。

なお、AOSデータでは、以下のフォーラムを開催いたしますので、ご都合がよろしければ、是非、ご参加ください。

■「JAPAN X-Tech展2024」企画概要

(1)日時 2024年4月18日(木)セミナー10:00~17:40(受付開始 9:30)

(2)会場 日経ホール&カンファレンスルーム https://www.nikkei-hall.com/access/

東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3F *当日は、オンラインとハイブリッドで開催予定です。

詳細はこちら https://www.aosdata.co.jp/seminar/240307/

AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:吉田 宣也
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円) 
URL: https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ株式会社は、クラウドバックアップAOSBOXを初めとしたソフトウェアの導入からパソコンやスマートフォンの廃棄まで、ライフサイクルに合わせた様々な製品を提供し、2020年8月に「リーガルデータ事業」をグループ会社から事業承継しました。これにより、下記のラインナップで「データ管理」の製品とサービスをご提供させていただきます。

データトラブル予防対策の「クラウドバックアップ
データトラブル事後対策の「データ復旧サービス」
データをトラブルから守る「データセキュリティ
証拠データの復元調査や証拠データ作成を行う「リーガルデータサービス」

さらに2021年4月よりAOSグループのAI・DX事業部門を「データアセット マネジメント」ソリューションと融合し、産業DXのキーになるデータの利活用、特にAIのためのデータ利活用を最大にするデータプラットフォームの会社へと進化して参ります。

配信元企業:AOSデータ株式会社

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