国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会と株式会社京葉銀行は、2017年度より協同でecoプロジェクトを実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを行っています。その一環として、学童クラブ等の場で小学生を対象にSDGsワークショップを行いました。

  • 実施の経緯

千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」では小中学生を対象としたSDGs啓発活動として、これまで映画を用いた環境教室を1つの中学校で開催したり、「千葉市未来の科学者育成プログラム・ジュニア講座」でワークショップを実施したりしてきました。

今年度はさらに活動範囲を広げ、より多くの子どもたちに体験の場を提供しようと、小学生までの子どもを対象としたSDGs啓発のワークショップのプログラムを新たにつくりました。その実施に向け、学生自らが近隣自治体の教育委員会に実施に関する要望書をお送りしたところ、千葉市など複数の市や区から連絡をいただき、学童クラブやアフタースクール等で実施する機会をいただきました。

  • 実施の概要

<目的・内容>

学生たちは、「楽しむだけでは終わらないワークショップ」をテーマに、学生が子どもたちにSDGsに関するレクチャーをしたうえで、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」にフォーカスして、リユースを実感できる工作やSDGsについて理解を深められる体験を行うワークショップを作りました。学生27名がチームを組んで、企画を立案し、ワークショップの運営も行い、多くの学校で実施することができました。

<実施した学校>

今年度は千葉市船橋市江戸川区の14校の学童クラブやアフタースクールにおいてワークショップを実施し、約500名の子どもを対象に、SDGsについて考える場を提供しました。

11/27(月)千葉市立大宮小学校アフタースクール

12/14(木)千葉市立千城台みらい小学校アフタースクール

12/16(土)江戸川区立南葛西第二小学校すくすくスクール

12/19(火)千葉市立柏台小学校アフタースクール

12/23(土)江戸川区立篠崎第四小学校すくすくスクール

1/11(木)千葉市立千城台東小学校アフタースクール

2/1(木)千葉市立都賀小学校アフタースクール

2/5(月)千葉市立幕張南小学校アフタースクール

2/7(水)船橋市立飯山満小学校船っ子教室

2/21(水)江戸川区立鹿本小学校すくすくスクール

2/28(水)船橋市立三咲小学校船っ子教室

3/6(水)千葉市大森小学校アフタースクール

3/19(火)千葉市立花見川小学校アフタースクール

3/27(水)船橋市立高郷小学校船っ子教室

<ワークショップ詳細>

SDGsクチャ

SDGsとは何か、SDGsの目標について、3R(リデュース・リユース・リサイクル)についてなど、クイズを交えながら、子ども達に問いかけ、理解を深めます。(14校で実施)

SDGs紙芝居

海洋ごみに焦点を当てたお話など、SDGsに関係した紙芝居を上演し、楽しく理解を深めることができる工夫もしました。(3校で実施)

レクチャー、紙芝居、資料の一部

その後、次のような工作ワークショップを実施しました。

●古着でバッグ作成

着られなくなったTシャツを自宅から持参してもらい、リメイクしてバッグを作ります。縫わずに作れるうえに、お気に入りのデザインもそのまま活用することができて好評でした。(8校で実施)

バッグ作成の様子

ペットボトルキャップマグネット作成

キャップ紙粘土を詰めて、マグネットを付け、フェルトで可愛くデコレーションして作るオリジナルマグネットです。(3校で実施)

マグネット作成の様子

●ペットボトルでランタン作成

切り絵などでペットボトルを飾り付けしてLEDライトを入れて完成するランタンです。(3校で実施)

ランタン作成の様子

SDGsカルタ作成

SDGsにちなんだ句が書かれた読み札に合わせて、子ども達が自由に絵札を作るワークショップです。完成したカルタを子どもたちみんなで遊ぶ様子も見られました。(2校で実施)

カルタ作成の様子

<ワークショップの結果>

参加した子どもたちにアンケートを行ったところ、9割以上の子どもから楽しかったとの回答が得られ、楽しみながらSDGsやeco意識の理解促進を図ることができました。

※アンケートの詳細(小数点以下四捨五入

・ワークショップは楽しかったですか?

「楽しかった」93%、「普通だった」7%

SDGsとは何かわかりましたか?

「よくわかった」77%、「まあまあわかった」18%、「よくわからなかった」5%

・3Rとは何かわかりましたか?

「よくわかった」76%、「まあまあわかった」18%、「よくわからなかった」5%

  • 企画を担当した学生の声  法政経学部1年 古賀貫太

SDGsのワークショップを行うことで、子ども達に環境を守るための取り組みを学んでもらい、体験を通して身近に感じてもらいたいという思いで企画を立案しました。協力していただける学校を探す段階では、どれくらい反応があるかわかりませんでしたが、千葉市船橋市江戸川区の方から「ぜひやってもらいたい」とお返事をいただき、想定よりも多くの学校で実施させていただくことができて嬉しかったです。また、実際のワークショップの中で、子どもたちがSDGsや3R等について学ぶ過程で積極的に質問をしてくれたり、工作で出来上がったものを嬉しそうに見せてくれたりしたときは、企画してよかったと思いました。来年度は、レクチャーの質を高めるとともに、しっかりと子どもたちの学びにつながるワークショップを多くの学校で実施していければと思っています。

  • 千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について

千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7⾊の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。

公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

本年度のプロジェクトキックオフリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000726.000015177.html

昨年度のプロジェクト報告リリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000695.000015177.html

  • 本件に関するお問い合わせ

国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065

配信元企業:国立大学法人千葉大学

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