サルマーン・カーン主演するインド映画TIGER3』(原題)が、邦題を『タイガー 裏切りのスパイ』として、5月3日より公開されることが決定。本作より、予告&場面写真が解禁された。

【動画】ボリウッド完全復活! “タイガー”サルマーン・カーン主演『タイガー 裏切りのスパイ』予告編

 インドで人気を誇るスパイアクション『タイガー 伝説のスパイ』、『タイガー2』、『WAR! ウォー!!』、『PATHAAN/パターン』など、物語が交差する「YRF(ヤーシュ・ラージ・フィルムズ)スパイユニバース」シリーズと呼ばれ、世界でもファンを獲得。なかでも『PATHAAN/パターン』は、興行収入約183億円を記録し、インド映画における世界興収歴代第6位の大ヒットを樹立、そのヒットの原動力となったのは、主役のRAWインドの国家諜報機関エージェント・パターン役を演じシャー・ルク・カーンと、RAWの同僚タイガー役をカメオ出演で演じたサルマーン・カーンの魅力だった。このたび、そんなタイガーが主役の物語『タイガー 裏切りのスパイ』が公開される。

 インドの国家諜報機関RAWでは、亡くなった最高責任者シェノイに代わり、女性局長のメナン(レーヴァティ)が指揮を執っていた。メナンはアフガニスタン潜入中のエージェント、ゴーピー(ランヴィール・ショーリー)が危機に陥ったため、タイガー(サルマーン・カーン)に救出を依頼する。タイガーはひん死のゴーピーを助けヘリに乗せたが、ゴーピーは「二重スパイ」がいる。女性―ゾヤだ」という言葉を残し亡くなる。

 タイガーは妻ゾヤ(カトリーナ・カイフ)への疑念を胸に帰宅し、少年に成長したジュニアとの3人暮らしの日常に戻るが、次の任務でロシアに赴いた時、タイガーを襲ってきたのはゾヤだった。ゾヤは1999年にISIのエージェントだった父をテロで亡くした後、ISIのアーティシュ・ラフマーン(イムラーン・ハーシュミー)をメンターとして組織に加わったのだが、その彼に従わざるを得ない事態が起きたのだった。

 12年前にある事件でISIを追放されたアーティシュの目的は、現首相イラニ(シムラン)を暗殺し、軍の指導者と共にパキスタンの全権を掌握することで、そのためにゾヤとタイガーが利用されようとしていた…。

 本作では、ド派手なアクションだけでなく、本作ではインドパキスタンが敵対する状況下で、RAWパキスタン国家諜報機関ISIが協力し、パキスタン首相を窮地から救おうとする緊張感も味わえる。

 また、タイガーの妻ゾヤ役を演じるカトリーナ・カイフの本気のアクション、強敵とのトルコハマーム(浴場)での死闘も。インドのほか、トルコロシアオーストリアと世界を股にかけたロケーションで行われた、オートバイ、車、ヘリ、市電、地下鉄、馬を使ったシリーズ最大規模のアクションシーンの数々も見どころだ。

 日本版の予告編では、タイガーが「家族か、祖国か」の決断を迫られ、次のシーンではタイガーの妻ゾヤに抱かれる子供が映し出される。タイガーの選択は一体?

 さらに「YRF(ヤーシュ・ラージ・フィルムズ)スパイユニバース」シリーズお約束の大迫力のアクションシーンもふんだんに盛り込まれ、ゾヤのタオルバトルや、「お前の灯明(ディワリ)は、俺が消す」というタイガー演じるサルマーン・カーンのセリフも見どころに。

 併せて、場面写真も解禁。アクションシーンはもちろん、ダンスシーンも垣間見ることができる。

 映画『タイガー 裏切りのスパイ』は、5月3日より劇場公開。

映画『タイガー 裏切りのスパイ』場面写真