稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の3人による番組「ななにー 地下ABEMA」(毎週日曜夜8:00~9:15 ABEMA SPECIALチャンネル)#18が、ABEMA SPECIALチャンネルにて3月24日に放送された。

【写真】稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人による番組「ななにー 地下ABEMA」

「ななにー 地下ABEMA」は、新進気鋭のクリエイターが稲垣、草なぎ、香取のために世の中の常識にとらわれないオリジナル新企画を続々と行い、3人のまだ見たことのない一面を見出していく。

■#18では

3月24日放送の #18は、32年間ヒット番組を手がけ続け、3月31日(日)をもって作家業を引退することを発表している放送作家の鈴木おさむが、今だから話せる激ヤバエピソードの数々を披露する。また、「今、ふり返って、“大切なシーンだったな”って思えるところのすべてに鈴木おさむがいた」と稲垣、草なぎ、香取が次々と思い出トークを語る場面もある、「放送作家・鈴木おさむの32年」と題し、鈴木の歴史を72分間でふり返っていった。

さまざまなエピソードが飛び出すなか、話題は2011年に放送された27時間テレビ内の企画「出張 BISTRO SMAP」で、生放送で、岩手県福島県に分かれて現地の方に料理をふるまう企画で、草なぎと香取が福島県を訪れた時のことをふり返る。

撮影前に福島県にロケハンに行くことになった鈴木は、「何の番組か、彼ら(草なぎ、香取)が行くってことをいっさい伏せた」とし、「それで、福島に行った時にめちゃくちゃ怒られたの。テレビの人が、宮城・仙台、岩手はタレントが来ていることがニュースになっているけど、(福島には)ぜんぜん来ていない、どうせ来ないんだろう、と言った感じで」と続けたが、実際に草なぎと香取が福島県に訪れると、ふたりがみんなの前であいさつしたり、本番が終わっても、(その場にいた人)全員とあいさつして、写真を撮っていたことを明かし、「(撮影が)終わって戻ってきた時に、慎吾が剛に『俺たちこの仕事していてよかったね』って言った言葉が忘れられない」と香取の発したひと言について感慨深げにふり返る。

草なぎは、当時のことについて「みんな大変だったよね、僕らも必死だったしね」と言い、「ちょっとでも元気になってくれたら」と胸中を明かす。鈴木は「福島にあの状況で行くということが、いろいろな人のジャッジもあるし」としつつ、「だけど、ふたりは果敢に行って、いきなり家(民家)に行ってあいさつしたり、すごかったですね」と当時のふたりの行動を絶賛する。

香取は「どうしたらいいのかわからないよね」「わからないけど、動いてみたら、声をかけてもらえたりしたことにこっちがうれしかったから、そう言ったんじゃないかな」「今も、能登半島の地震があって、何ができるのか、どうしたらいいのかわからないけど、自分たちの仕事で一瞬でも笑顔になってくれる時間があればな、って思えるようになったかな」と語る。

鈴木は「あの時、剛と慎吾が話していたことで、この業界で働いていることの素晴らしさやありがたさを感じた」とコメントした。

■番組の最後

番組の最後で、稲垣は鈴木に対し「同時に走ってきたんだな、と思った」「歳も一緒で同世代だし、同じメンバーみたいな感じだった」「まだ(引退が)ちょっと信じられない」と語ると、草なぎも「楽しかったなという気持ちが湧き起こるというか。おさむくんが書く本とか、すごくおもしろくて」「これ、おさむさんが書いたセンテンスだなとか、いろいろ台本を見てきたから思うなあ」「吾郎さんが言うとおり、(放送作家を)辞めるっていうのが信じられない」「おもしろい方がいなくなるのはさびしい」と話す。

最後にコメントを求められた香取は、「歴史が長すぎて、聞いていて少し眠くなっちゃった」と冗談を飛ばすも、「おさむさんがいなくなるのは残念ですよ、さびしいし」「今、ふり返って大切なシーンだったなというところ、すべてに鈴木おさむがいたんで」とさびしそうに語る。しかし、「でもね、自分で決めたことなので、さようなら」とまたしても冗談を口にし、それを聞いたななにーメンバーは、「急に投げ捨てる」とツッコミを入れていた。

3月31日(日)放送では

3月31日(日)放送の「ななにー 地下ABEMA」#19では、稲垣、草なぎ、香取が、この日、放送作家最後の日となる鈴木のお別れ会を開催する。グループ時代の秘話が次々と飛び出すなか、そこに妻の大島美幸らも登場し、大盛りあがりとなる。

#18が放送された「ななにー 地下ABEMA」/(C)AbemaTV,Inc.