住友商事株式会社（以下「住友商事」）、三井住友ファイナンス＆リース株式会社（以下「SMFL」）、SMFLみらいパートナーズ株式会社（以下「SMFLみらいパートナーズ」）、株式会社アビヅ（以下「アビヅ」）、および株式会社SMART（以下「SMART」）（以下総称して「5社」）の5社は、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクル事業の実現に向けた実証実験の覚書を締結しました。
2050年までのカーボンニュートラル社会の実現に向けて、日本国内ではさまざまな再生可能エネルギーの普及が進んでいます。特に太陽光発電は普及が進み、日本の電源構成の内、2022年度は10.6パーセントを占め、2030年には14～16パーセントを占めることが予想されています。
一方で、太陽光発電の課題の一つとして発電に用いる太陽光パネルの処分が挙げられます。太陽光パネルの寿命は一般的に20～30年とされており、2030年代には年間80万トン（約4,000万枚分）の廃棄が見込まれるため、リユースやリサイクルにより廃棄物を減少させる持続可能なサプライチェーンの構築が求められています。
5社は、今回の覚書締結を受けて、太陽光パネルのリユース・リサイクル事業確立に向けた実証実験を開始します。サプライチェーン構築のために必要となる使用済太陽光パネルの確保、およびリユース・リサイクルされた太陽光パネルの販路確立について重点的に実証します。
＜各社の役割＞
＜実証スキーム＞
住友商事は、2050年の事業活動のカーボンニュートラル化を目標に掲げ、水素・蓄電池・電気自動車・太陽光PPA事業などさまざまな事業でCO2排出量の削減および再生可能エネルギーの供給拡大に取り組んでいます。本実証を通じて、太陽光パネルのリユース・リサイクルの確立を目指し、持続可能な太陽光発電事業を推進することで、気候変動緩和および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
SMFLグループは、経営理念・経営方針を示す「SMFL Way」のOur Vision（私たちの目指す姿）の一つとして「SDGs 経営で未来に選ばれる企業」を掲げ、SDGs達成を支援するさまざまなサービスを提供しています。また、中期経営計画で「幅広い金融機能を持つ事業会社の強みを追求し、社会課題の解決に挑戦」をテーマに掲げ、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを推進しています。
アビヅは社会課題である使用済み製品の大量廃棄に対してリユース・リサイクルを通じてCO2排出量の削減および資源採掘量の削減に貢献するとともに、循環経済のサプライチェーンにおいて必要な素材選別技術を提供することで持続可能な社会を目指していきます。
SMARTは設備やプラントの解体撤去工事において安全と安心をステークホルダーへ提供し、資源の有効活用に資する工事手法で循環型社会への貢献をしていきます。また、再生エネルギー生産施設の解体撤去工事においては撤去後の自然環境を保護する施工方法を採用していきます。
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各社概要
住友商事株式会社
代表者：代表取締役 社長執行役員 CEO 兵頭 誠之
代表者：代表取締役社長 橘 正喜
SMFLみらいパートナーズ株式会社
代表者：代表取締役社長 寺田 達朗
株式会社アビヅ
代表者：代表取締役 瀬田 大
株式会社SMART
代表者：代表取締役社長 佐野 拓也
以 上
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