株式会社新潮社は2024年3月28日、文庫『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』(高井浩章)を刊行します。今回の文庫化にあたり、新NISAに関するあとがきも追加いたしました。著者は、「お金は世界を映す鏡、あるいは違った角度から世界を見るレンズ」だと言います。「たかがお金、されどお金」。お金と経済を学べば、世界の仕組みが見えてきます。子どもから大人まで学んでおきたい知識が満載の1冊です!


池上彰さんが「解説」を執筆

文庫化にあたり、池上彰さんに「解説」をご執筆いただきました(※以下、一部引用)

〈ここで提示される大事な質問。それは、世の中の役に立つ仕事と役に立たない仕事とは何か、というのです。

私たちは、できれば社会のために「役に立つ仕事」をしてお金を稼ぎたいですよね。でも、「役に立つ」というのは、具体的にどんなことなのか。

ここで、「軍人の仕事は役に立つ」のかという難問まで提示されます。おいおい、中学生相手に楽しい授業をしていると思っていたら、戦争は悪なのか、軍人は必要なのか、などと高度な哲学的な思考まで求められてしまうではないか。この本、高度な内容を、極めてやさしい言葉を使って投げかけてくるぞ。

ここまで来ると、本書は子ども向けでもあるけれど、大人にも歯応えのあるものになってくるのです。

お金はあればあるほどいいに決まっている。だけど、うなるほどのお金を手に入れたら、私たちは幸せなのだろうか。自分で世の中のためにならない仕事だと思っている仕事で大金を稼いでも、幸せにはならないのではないか。〉

■各界から推薦コメント続々

易しいという以上に、優しい経済の本。家庭内連載小説が元ですから。

いったんこの本に戻ってみたら?

――糸井重里さん

経済を支えるのは、お金なんかではなく、「持ち場を守る」人なんだと気づかせてくれる本です。

――『きみのお金は誰のため』田内学さん

青春小説の甘酸っぱさと、タメになるお金の知識。

『1冊で2度おいしい』大傑作ですね!

――エコノミスト 上野泰也さん

類を見ない、若い世代に読んでほしい傑作。笑えて、ちょっと泣けて、深い。

読んだ後、お金、経済、世の中が少し違って見えてくる。

――作家 田村優之さん

中学生の青春にニヤけるたびに、おカネの知識が貯まっていました!

――文学YouTuber ベルさん

こんなに楽しくてわかりやすい経済小説は他にはありません!

――金融教育活動家 横川楓さん

子ども向けとしながら実は大人がもっとも学べる本。

経済の専門家をうならせる深みがある。

――『13歳からの地政学田中孝幸さん

お金について考えることは、実は人生の質をあげることなんだなあと

教室を通じてあらためて気づいたよ。いい本ですねえ。

――投資家 藤野英人さん

■内容紹介

お金の物差しで見極めれば世界の仕組みが見えてくる!

「そろばん勘定クラブ」に入部した中学生の隼人と乙女。そこに現れたのは、次々と癖の強い質問を投げかける顧問の江守先生だった。「お金を手に入れる6つの方法」って? 正しい借金の仕方は? 投資は何のためにある? 低金利の真犯人は? 貧富の格差はなぜ広がる? 3人の対話を通してお金の生きた知識が身につく、青春経済小説!

■著者紹介

1972(昭和47)年、愛知県生れ。名古屋大学卒。1995(平成7)年に日本経済新聞社に入社。 2016年から2年、英ロンドンに駐在。’20(令和2)年から編集委員。YouTubeの動画解説のほか、「日経ニュースプラス9」(BSテレ東)にキャスターとして出演。’23年の退社後は経済コラムニストとして活躍し、YouTube、note等で経済や教育論など幅広い情報を発信している。

■書誌情報

書名 おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密(新潮文庫刊)

著者 高井浩章

発売日 2024年3月28日

造本 文庫

定価・電子書籍の希望小売価格 693円(税込)

ISBN 978-4-10-104971-X

配信元企業:株式会社新潮社

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