春は、冬の特徴である北の寒気が残っているところに、夏の特徴である暖気が入り始め、たびたび急速に低気圧が発達することから、嵐の季節と言われています。
立春後に最初に強く吹く南風を「春一番」と言い、低気圧が日本海で発達することで起きます。その後、何回かの低気圧による強風のあと、春の終わりの5月に日本付近の低気圧の急発達による強風が「メイストーム」です。
29日は低気圧が発達しながら日本海を北東に進み、また、別の低気圧が関東地方を通過する見込みです。このため、北日本や東日本では非常に強い風が吹き、北日本では大しけとなる所がありますので、暴風や高波に警戒が必要です。

気象予報士・饒村 曜)

29日午前9時の予想天気図。