相鉄ホールディングス㈱(本社・神奈川県横浜市西区、社長・滝澤 秀之、以下・当社)は、サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークを策定し、同フレームワークに基づき、シンジケーション方式の当社初となる「サステナビリティ・リンク・ローン」の融資契約(以下・本件)を締結しました。
詳細は、以下のとおりです。


1. 「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約締結について


①本件締結の目的・背景
相鉄グループは、1917年の創立以来、鉄道業と横浜駅周辺および沿線地域の積極的な開発、そしてその地域での快適な暮らしをサポートする商品、サービスの提供を通じて事業を拡大しています。2021年11月には新たなグループ長期ビジョン「Vision2030」の策定と併せて、「サステナビリティの追求」による長期的な企業経営の維持および持続的な社会の実現への貢献のため、「相鉄グループサステナビリティ方針」を策定、事業活動に伴う環境負荷低減を図るとともに、商品・サービスの提供を通じて、社会全体の環境不可低減に向けた取り組みを実践しています。
2024年2月には、「環境方針」、「環境ビジョン」、「カーボンニュートラルチャレンジ」を策定し、2050年度にCO2の排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルを達成すること、2030年度におけるCO2排出量をグループ連結で42%削減(2020年度対比)、鉄道業で46%削減(2013年度対比)することを目指す脱炭素社会に向けた目標を設定しました。
このたび、こうした当社の取り組み推進のため、サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークを策定し、サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達を決定しました。
② 本件(シンジケートローン)の概要



2. サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク策定および外部評価の取得について



サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワーク策定
当社は本件の契約締結にあたり、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)などが定めた「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」、国際資本市場協会(ICMA)が定めた「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2023」、ならびに環境省が定めた「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」および「サステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版」(以下「サステナビリティ・リンク・ローン原則など」)に則したサステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークを策定しました。
サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワーク
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2024/sustainability/sustainability-finance/framework.pdf
②外部評価の取得
サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークについて、2024年3月26日付で㈱格付投資情報センター(本社・東京都千代田区、社長・山﨑 宏)より、サステナビリティ・リンク・ローン原則などへの適合性について、セカンドピニオンを取得しています。
・㈱格付投資情報センター(R&I)による外部評価(セカンドピニオン
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/sustainabilityfinance/index.html
③KPIおよびSPTの概要
本件は、以下のKPIとSPTを設定しています。







リリース・「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約締結に関するお知らせ.pdf