注目されるのはここまで2年連続最下位ながら、上位浮上を狙う日本ハムの戦いぶりにもある。オフには投打にわたって12球団1ともいわれる大型補強に踏み切った。投手ではFA移籍の左腕、山崎福也、新外国人も充実の布陣と楽しみな材料が多いとされる。
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そんな中で注目ポジションは開幕サードの座を誰が射止めるかという点もある。清宮幸太郎がキャンプイン前の不測の負傷でいきなり脱落。その後、し烈なポジション争いが繰り広げられた。
昨季開幕サードを務めたのは、「ジェイ」の愛称で知られる野村佑希だ。チーム構想でシーズン途中からサードは清宮にコンバートとなったが、もともとのポジションとあって、再奪取に意欲を燃やしている。オープン戦も17試合に出場、打率・311としっかり結果を残している。
一方、「出る機会を増やしたい」とキャンプ、オープン戦から果敢にサード守備に取り組んできたのは郡司裕也だ。本職は捕手ながら、昨季、中日とのトレードで移籍後は非凡な打撃センスで注目を集めてきた。サードを志願したことを知った新庄監督もこれを了承、し烈なホットコーナー争いに挑んできた。オープン戦戦績は17試合に出場し、打率・229となっている。
順当にいけば、野村が有力だが、果たしてどうなるか。新庄監督は二遊間においても、奈良間大己を開幕2日前に1軍に合流させるなど選択肢を増やしている。
すでに相手の開幕投手は左腕、小島和哉と決定している中、郡司は左腕を得意としているデータもある。
過去2年は様々なデータから導きだされた日替わりオーダーが主だった日本ハムも今季は固定で戦えるだけの戦力は整えたと見る向きもある。
果たして、運命の開幕戦。ZOZOマリンスタジアムのホットコーナーを守るのは誰となるのか。いずれにせよ選手たちの躍動する姿を楽しみにしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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