綾辻行人氏の傑作小説を実写ドラマ化したHuluオリジナル作品「十角館の殺人」(全5話配信中)から、ミステリ研究会メンバーの新ビジュアルがお披露目。さらに、疑心暗鬼に陥るメンバーをとらえた新場面写真14点も一挙公開された。

【フォトギャラリー】望月歩、長濱ねる、今井悠貴…「十角館の殺人」新場面写真

ミステリー界の巨匠・綾辻氏の代表作として、全世界シリーズ累計発行部数670万部を誇る「館」シリーズ。「十角館の殺人」から「奇面館の殺人」まで、9つの長編推理小説からなる壮大なストーリーで綴られ、現在はシリーズ第10作「双子館の殺人」が連載中だ。シリーズ第1作にして、"綾辻行人史上最高傑作"との呼び声高いデビュー作「十角館の殺人」は、緻密かつ巧妙な叙述トリックと、たった1行で事件の真相を描くという大胆な手法で、長年"映像化不可能"といわれてきた。

そんな同作を37年の時を経て、初めて実写ドラマ化する本作では、元ミステリ研究会メンバー・江南孝明役を奥智哉、江南と謎を追い求めることになる島田潔役を青木崇高が演じる。3月22日の午前"十"時に配信が開始されると、翌23日のHulu総合視聴ランキングで1位を獲得した(Hulu調べ)。

物語の舞台は、十角形の奇妙な外観を持つ館"十角館"が建つ角島(つのじま)。1986年、十角館を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南のもとに、"死んだはずの中村青司"から1通の手紙が届く。江南は調査を進めるなか、島田という男に出会い、行動をともにすることに。一方の十角館では、ミス研のひとりが何者かに殺害されたことを機に、想像を超えた事態が巻き起こる。

既報のキービジュアルでは、ミス研メンバーの姿・表情が、ノイズで隠され続けていた。しかし新ビジュアルでは、十角館の平面図の各部屋に、ミス研メンバーが切り取られており、演じた望月歩、長濱ねる、今井悠貴、鈴木康介、小林大斗、米倉れいあ、瑠己也の姿が確認できる。新場面写真には、「犯人は一体誰だ?」と疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑い始めるメンバーを活写。連続殺人犯はメンバーのなかにいるのか、外部犯なのか、それとも――謎めいた本編に期待が高まる。

なお、3月30日の深夜26時10分から、十角館を訪れるミス研メンバーの撮影の裏側をとらえた特集の放送が決定(日本テレビ系関東ローカル)。キャストインタビューやメイキング映像が盛り込まれた内容となっている。

配信翌日のHulu総合視聴ランキングで1位を獲得! (C)綾辻行人/講談社 (C)NTV