回転すしチェーン大手のスシローは、お茶用のお湯で乳児用のミルクの調乳ができるとする記述を公式サイト上に記載していましたが、3月28日までに記述を削除し、謝罪しました。
●「ガイドラインの推奨に沿った対応が保証できない可能性」
スシローは3月19日に、子ども連れの利用客に向けたプロジェクト「こどもスシロー」の特設ページを開設。その中で、席に備え付けられたお茶を作るためのお湯が出る装置は、幼児向けのミルクの調乳に使えるとイラスト付きで説明していました。
この記述がSNS上の子育て世代のユーザーの間で拡散され、「その手があったか！」「ホンマありがたい」「スシローさんありがとう」と称賛の声が集まっていました。
しかし、25日までに公式サイトが更新され、この記載が削除される事態に。スシローは28日に発表した文書の中で、当初の掲載意図について「お子さまと一緒に、おいしく、うれしく、楽しい時間をお過ごしいただきたいとの思いから、テーブルに備え付けのお茶用のお湯での調乳について掲載を行いました」と説明。
その上で、お茶用のお湯については「店舗環境によりそのお湯が70℃を下回る温度になるなど、調乳におけるガイドラインの推奨に沿った対応が保証できない可能性があることが判明」したとし、3月22日に掲載の取り下げを行ったといいます。
スシローは「ご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「お客さまにおかれましては、ガイドラインの推奨している内容や商品のご使用方法を十分にご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけています。
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