中国のゲームメディア、遊民星空(gamersky)は25日、「中国人はiPhoneに飽きてしまったのか」とする米ニューヨークタイムズ(NYT)の記事を取り上げた。

それによると、NYTの記事はまず、「米アップルは長年にわたり、中国のハイエンドスマートフォン市場を独占してきた。iPhoneのパフォーマンスや、裕福で国際的な買い物客の目から見たステータスオブジェクトとしてのその地位に匹敵するデバイスを製造した企業は他になかった」とした。

その上で「しかし、中国の多くの人にとって、iPhoneはもはやかつてのような魅力を失っているという証拠が増えている。スマホ市場を分析するカウンターポイント・リサーチによると、毎年の年初は中国の買い物客が新しいスマホを求めるピークシーズンだが、今年の最初の6週間にiPhoneの販売台数は前年同期比で24%減少した。一方、アップルの中国における長年のライバルの一つである華為技術ファーウェイ)は64%急増した」と伝えた。

また、「5年前、アップルは中国で非常に強力なブランド力を持っていた。人々はテントを持参してアップルストアの外で夜を過ごし、新世代のスマホの発売を迎えたものだ。だがiPhone 15の発売はそれほどの人気ではなかった」とする、市場調査会社カナリスの駐上海アナリスト、ルーカス・ゾン氏のコメントも紹介した。

この記事のコメント欄には、中国の読者から「iPhone欲しさに腎臓を売った人までいたよね」「僕の周りの女の子たちはほぼ全員iPhoneユーザーだけど」「iPhone 14 Pro MaxからOnePlus 12に乗り換えた。iPhone超えを果たしたと思う」「このニュースでiPhone 15がさらに値下げされることを期待」などの声が寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

中国メディアは25日、「中国人はiPhoneに飽きてしまったのか」とする米ニューヨーク・タイムズの記事を取り上げた。