趣里

29日、NHK連続テレビ小説ブギウギ』の最終回が放送された。同作のヒロイン・趣里の演技に魅了された人も多いことだろう。これまで、Sirabee編集部では趣里に関する様々なエピソードを紹介してきた。

その中から、最終回にも映らなかった「秘話」を振り返る──。

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■「見る人の記憶に残る」趣里の演技

趣里は2011年のドラマ『3年B組金八先生ファイナル~「最後の贈る言葉」4時間SP』(TBS系)で女優デビュー。その後も、18年の日曜劇場ブラックペアン』(TBS系)や21年の『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)、昨年の日曜劇場DCU~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)など、話題のドラマに多数出演している。

あるテレビ局関係者は、彼女の演技力に関して、「趣里さんは短いセリフでも、ちょっとした表情の変化や佇まいで感情を表現するのが上手いです。彼女が演じるキャラクターは、不思議と見る人の記憶に残るんですよ」と、評価する。

 

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■オーディションでの行動に驚きの声

趣里といえば、父親が水谷豊、母親が伊藤蘭という芸能一家で育ったことで有名。ただ、テレビや雑誌で両親について話すことは少ない。今作でも、「家族トーク」は封印していたようだ。

「2,471人が応募するオーディションで選ばれました。審査の際、面接はもちろん、履歴書にご両親の名前を書くこともなかったそうです。あくまで、演技力1本で勝負しようという趣里さんのストイックな姿勢に驚かされるスタッフも多かったといいます」(前出・テレビ局関係者)。

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■「休みの日もダンスの練習」

朝ドラヒロインという大役を務めるとあって、撮影にも気合いを入れて臨んだ。「趣里さんはもともと痩せ型ですが、今作で演じるのは適度に筋肉がある役です。そのため、食事管理を徹底し、仕事の合間にトレーニングも重ねたそうですよ。休みの日もひとりでダンスの練習に追われていましたが、疲れた表情を見せたり、愚痴を吐くこともなかったといいます」(前出・テレビ局関係者)。

共演する他のタレントと息を合わせる必要があるが、この点でも抜かりなかった。

「柳葉敏郎さんや草彅剛さん、蒼井優さんらに熱心に質問し、積極的に意見を出していたそうです。自分より芸歴が上のタレントが多く、緊張する場面もあったと思いますが、コミュニケーションを欠かさず、良い空気を作っていたんですよ」(前出・テレビ局関係者)。

 

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■「ほとんど会話なし」な共演者も…

ただ、作中で火花を散らした「あの人」とは独特の距離感で接していたようだ。ある芸能事務所関係者は、「菊地凛子さんとはほとんど会話せず、休憩中も2人だけで話すことは少なかったそうですよ」と話す。

菊地は「ブルースの女王」と呼ばれた歌手・茨田りつ子役を演じた。2人は時に競い、時に支え合いながら成長していくライバル関係。

先述したエピソードだけ聞くと2人の関係を心配してしまうが…。前出の芸能事務所関係者は笑顔を見せる。

「俳優同士、ドラマの中で仲が悪い設定の場合、役作りのために現場であえて会話しないのは珍しくありません。趣里さんと菊地さんも、緊張感が必要なシーンもあるので、あえて距離を取るようにしていたのでしょう。ただ、物語が進むにつれて、必要な場面では密に意見交換していたそうですよ。2人共今回共演できることを楽しみにしていましたし、お互いに良い刺激を受けたのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。

ブギウギ』は幕を閉じたが、朝ドラで経験を積んだ趣里はさらに成長した姿を見せてくれるに違いない。

趣里、『ブギウギ』最終回に映らなかったリアルな評判 「ほとんど会話なし」の共演者も…