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 まるでミステリー系ドラマのような出来事が実際に起きた。アメリカ・カリフォルニア州で聖職者という立場にありながら、娘のボーイフレンドを亡き者にするために殺し屋を雇った牧師の男が逮捕されたのだ。

 牧師は複数の殺し屋に4万ドル(約600万円)の報酬を支払い、娘のボーイフレンドを殺そうとしたが、幸いにもボーイフレンドは九死に一生を得たという。

【画像】 娘の恋人を殺すために殺し屋を雇った牧師

SoCal pastor allegedly hired hitmen to kill man dating his daughter

 カリフォルニア州リバーサイド警察は、娘のボーイフレンドを殺すために殺し屋を雇った疑いで、牧師のサミュエル・ダバロス・パシラス(47歳)を逮捕した。

 事件は2023年10月21日、同州リバーサイトで発生した。

 被害者男性(ボーイフレンド)が車に座っていたところ、彼の車の横に停車した車から男が複数回発砲してきたという。

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 犯人はすぐに走り去ったが、被害者は近くの病院まで自力で走って逃げ、一命を取り留めた。

 被害者から犯人についての情報を得ることはできなかったが、5か月後、警察はこの事件を被害者のガールフレンドの父親であるパシラス牧師が仕組んだ "雇われ殺人 "であると結論づけた。

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4万ドルの報酬を支払った牧師

 当時、被害者の恋人の父親であるパシラス牧師は、カリフォルニア州ビクタービルにある地元のスペイン語教会の牧師をしていた。

 パシラスは自分の娘が恋人と交際するのを認めず、別れるように説得したものの成功しなかったことから、最も極端な方法を取ったと言われている。

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 警察は、この事件にパシラス牧師含め2人の殺し屋が関わっているとして捜査を進めた。

 そしてパシラスが雇った男たちに、銃撃事件の場所や被害者に関する情報を提供したという証拠を発見した。

 また、パシラスは殺し屋たちに4万ドル(約600万円)近い報酬を支払っていたこと、被害者を射殺するまでの数週間、パシラスが被害者を監視していたことも判明した。

 後に警察は55歳になる殺し屋の1人を逮捕したが、別の殺し屋はいまだ逃亡中であり、警察は捜査を継続中だ。

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 3月13日、法廷でパシラス(写真右)と殺し屋1名(写真左)は合同罪状認否で無罪を主張。

 しかし、26日の重罪示談会見まで2名は殺人勧誘、殺人共謀、殺人未遂、凶器による暴行の容疑でロバート・プレスリー拘置所に100万ドル(約1億5千万円)の保釈金で拘留されているという。

References:True Man of God – Pastor Arrested for Allegedly Hiring Hitmen to Kill Daughter’s Boyfriend/ written by Scarlet / edited by parumo

 
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娘のボーイフレンドを消すため殺し屋を雇った牧師