更衣室・シャワールーム

アメリカのフィットネスジムで、ある会員を携帯電話のカメラで撮影し、苦言を呈した女性。会員資格を取り消されたことで、物議を醸している。『Fox News』『Daily Mail』などが伝えている。

 

■女性用ロッカールームに「男性」が…

11日、アラスカ州フェアバンクス在住の女性Aさんが、あるフィットネスジムを訪れた。

そこの会員であるAさんは、いつものようにワークアウトを終えて、女性用ロッカールームへ。しばらくイスに座って休んでいると、洗面台のそばに「男性」が立っているのが見えたそうだ。

 

関連記事:ヒゲ生やした人物が「私は女」と女子トイレを利用 トラブルに発展し批判が続々

■苦情申し立てた女性会員

その男性Bさんは洗面台でヒゲを剃っていたのだが、下半身など体つきから見ても、明らかに男性だった。驚いたAさんが話しかけると、Bさんは「私はクィア」と答え、自身の性について説明し始めたという。

しかし納得がいかないAさんは、携帯電話のカメラでBさんを撮影し、ジムのフロントへ。男性従業員にBさんの写真を見せながら、「女性用ロッカールームに男性がいるんですよ。何とかしてほしい」と苦情を申し立てた。

 

関連記事:トランスジェンダー女性が「女子更衣室を使いたい」 切実な悩みにアドバイス続々

■会員資格が取り消し処分に

ところが従業員は、「Bさんは、性別を『女性』と申告しています。よって女性用ロッカールームを使用する権利があるんです」などと答え、Aさんに対し何の対応も取らなかったそうだ。

そして苦情を申し立てた翌々日、Aさんの携帯電話にフィットネスジムから連絡が入り、会員資格が取り消し処分になったことを告げられた。

従業員からは、「当ジムでは、ロッカールーム内での写真撮影やビデオ撮影を禁止しています」「規約違反により、Aさんの会員資格を取り消します」などと説明されたという。

 

関連記事:更衣室で裸のトランスジェンダー女性と遭遇した少女 施設に苦情申し立て「叱られた」

■女性の対応に賛否

会員資格を失ったAさんが、一連の出来事を自身のSNS上に投稿したところ、大きな反響を呼んだ。

トランスジェンダー差別は良くない」「性器を手術で取れない人もいる。理解を示すべきだ」「顔写真まで撮影して苦情を言うのはやりすぎ。性別も進化している。今の時代に合わせなきゃ」など、Aさんに批判的なコメントが多く書き込まれた。

一方で、「女性更衣室に男性がいたら、大半の女性はイヤだと思う」「世界がおかしくなっている。正論主張のAさんが出入り禁止で、女性更衣室に入る男がOKというのが不思議」「本当のトランスジェンダーの女性は、ヒゲ剃りを堂々としません」「このフィットネスジムの株価が急落中。民意を反映しているんだ」と、Aさんを擁護する声もある。

女性更衣室でヒゲ剃るトランスジェンダー女性に驚愕 苦情入れた会員が資格剥奪され物議