株式会社フジクラ(取締役社長CEO:岡田直樹)が江東区木場に保有するビオガーデン「フジクラ 木場千年の森」(深川ギャザリアW3棟敷地内緑地)が、環境省による「自然共生サイト」に認定され、3月26日に認定証を授与されました。


授与式の様子

 「自然共生サイト」は、生物多様性の価値を有し、事業者や民間団体・個人、地方公共団体による様々な取り組みによって、生物多様性の保全が図られている区域が対象で2023年度から国が認定制度を開始しました。

2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする世界目標 (以下30by30)の達成に向けた取り組みが進められるなか、国は「自然共生サイト」を主要な施策に位置付けています。

 「フジクラ 木場千年の森」は、都市部にありながら、野生生物の保護を優先に考えたビオトープ機能を有しています。また、地域住民の憩いの場としての役割を持つ貴重な緑地帯と評価されていて、環境に配慮した企業活動のモデル的な事例として多方面への波及効果が期待されています。

今後は、OECM※1(Other Effective area-based Conservation Measures:国立公園などの公的に保護されている地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録される予定です。


フジクラ木場 千年の森

 なお、「フジクラ 木場千年の森」では、在来種を積極的に植栽し、生物多様性保全に取り組んでいる緑地を東京都が登録・公表する「江戸のみどり登録緑地」制度の「優良緑地」として、2017年に登録されています。

 このたびの認定にあたっては、「江戸のみどり登録緑地」制度と「自然共生サイト」認定制度が相互に協力・連携するための協定を、2023年9月に自治体として全国で初めて締結されたもとで、東京都による予備審査等の支援を通じ申請をしています。

 当社は今後も、グループ全体で持続可能な地球環境への貢献を目指してまいります。

東京都環境局HP 江戸のみどり登録緑地

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/green/green_biodiv/edo_regist.html

※1  OECM(Other Effective area-based Conservation Measures

「保護地域以外の地理的に画定された地域で、付随する生態系の機能とサービス、適切な場合、文化的・精神的・社会経済的・その他地域関連の価値とともに、生物多様性の域内保全にとって肯定的な長期の成果を継続的に達成する方法で統治・管理されているもの」と国際的に定義づけられていて、国立公園などの保護地区ではないものの、生物多様性を効果的に保全しうる地域のこと。具体的には里地里山、水源の森、都市の自然などが該当する。

配信元企業:株式会社フジクラ

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