株式会社ブレイン・ドレインジャパン東京ドームシティにプレミアムなテイクアウト紅茶を提供する「ミルクティア」を2024年3月16日にオープンした。「紅茶を現代生活にアジャストする」というコンセプトをもとに、従来の紅茶文化に新たな息吹を与えるため、ヨーロッパを中心としたプレミアムな紅茶を忙しい現代人のライフスタイルにあわせて提供している。

【写真】ロイヤルミルクティーやマサラチャイ、魅惑のラムチャイなどを展開

■店舗オープンの背景

そもそも紅茶は室内で楽しむものという認識だったことから、なかなかテイクアウトというジャンルに移行されてこなかった。一般的にはコーヒーチェーン店やアジア系タピオカ店の作る紅茶がテイクアウト紅茶の基準となっているであろうことから、紅茶専門店が作るテイクアウト紅茶も広く知ってもらいたいという強い想いがある。

味はもちろんのこと、紅茶を持ち歩いてどんなふうに楽しむのか、紅茶と一緒に何を体験するのか。“テイクアウト紅茶”というジャンルに紅茶専門店がしっかりと向き合い、テイクアウトという切り口から紅茶をモバイル化し、紅茶を自由に楽しめる新しい未来を創造していきたいと考えている。

■店名とロゴ、ユニフォームについて

MILK TEAと書いてミルクティアと読む」ことからミルクティー、ひいては紅茶業界を象徴するような存在となることを目指して命名。繊細な紅茶の風味と強い信念をロゴに投影できるよう、書体やデザインはハイファッションブランドなどに使用されることが多いモダンローマン体を採用している。

モダンローマン体は、細いところはとても細く洗練された美しさの象徴のような書体。逆に線の太いところでは、一本筋の通ったブランドとしての意志を表現する。

また、手書きの時代から活版印刷に移行して行く“変化の時代”に生まれた書体であることも、店舗の信念とリンク。スタッフが着用するユニフォームも細いリボンと黒いエプロンで統一し、紅茶店らしい上品さと華やかさを併せ持つ。

■メイン商品について

基本の「ロイヤルミルクティー」と「マサラチャイ」「魅惑のラムチャイ」などは、ホット/アイス/フローズンとそれぞれ3種を展開する。フローズンティーである「フロスイーテ」は、フローズン+スイーツ+ティーを表す造語。さらに季節にあわせてスペシャルな「フロスイーテ」も登場する。

最初のフロスイーテは、桜の開花を思わせるようなかわいらしい「桜フロスイーテ」。桜香るロイヤルミルクティーフロスイーテをベースに、ミルキーな生クリーム、 桜の塩漬け、いちごのチョコレートや飴などが散りばめられている。

商業施設の特性を踏まえ、持ち歩くことにフォーカスして昔ながらのポリ茶瓶を採用。かつて鉄道旅のお供だった品を現代風にアジャストし、ミルクティーを入れてリボンでおめかしすることで、ミルクティア仕様に様変わりした。フタが閉まるため飲みかけでもバッグにしまえ、また、温かい飲み物を入れることができることから広大な東京ドームシティでのイベントやアトラクションの合間などにも、ペットボトルと同じような使い方で施設に持ち込むことが可能だ。

店舗が東京ドームシティの中央に位置することから、都心での忙しい日常からひと時の癒やしを求める人たちにぴったりの立地。野球観戦からイベント、そのほかアトラクションや散歩、ショッピングの合間に特製のテイクアウト紅茶を楽しみたい。

※持ち込みや飲食のできない施設もあるので注意。

今回の新オープンについて担当者に話を聞いてみた。

ーー今回の新オープンの狙いは?

多くの紅茶は室内で楽しむものとして存在し続けてきた歴史的背景があり、テイクアウトとしての紅茶というものはそもそも存在しておりませんでした。一般的にはテイクアウト紅茶というものを飲む機会はコーヒーチェーン店やアジア系タピオカ店の紅茶という認識が強いので、紅茶専門店のテイクアウト紅茶という基準をしっかりと作りたいという目的がありました。

ーー今回の新オープンのイチオシは?

紅茶のフローズンドリンクである「フロスイーテ」が目玉です。もともと紅茶のかき氷が大変人気を博してきたこともあり、紅茶のかき氷を作ってきたその経験を活かしてフローズンドリンクのメニュー開発を行いました。紅茶専門店ではあまり使わないエスプーマガスを使用した、雲のように軽い生クリームをのせたフローズンドリンクであるフロスイーテはシンプルがゆえの素直でしっかりとした紅茶の味わいととろけるような口当たりが特徴です。そのほか、ポリ茶瓶入りのミルクティーチャイもおすすめです。昭和の鉄道旅のお供であったポリ茶瓶に、制服と同じ黒いリボンをあしらいミルクティーを入れました。熱い飲み物を蓋付きで持ち歩くことができ、広い東京ドームシティーを散策しながら少しずつ味わうことができます。

ーーユーザーへのメッセージは?

紅茶専門店がテイクアウトについて真剣にプロダクトしました。ぜひ一度体験してみてください。

ミルクティアのロゴとユニフォーム