リバプールが招へいを目指すスポルティングCPのルベン・アモリム監督(39)には、契約解除条項が存在するようだ。

9シーズンにわたって指揮をとってきたユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を表明し、現在は後任探しを続けているリバプール。だが、最有力候補と見られていたシャビ・アロンソ監督は、28日にレバークーゼン残留を明言した。

これにより、候補を変更せざるを得なかったリバプールは、元々シャビ・アロンソ監督に次ぐターゲットとされていたアモリム監督の招へいを希望。イギリス『テレグラフ』によると、アモリム監督とスポルティングCPには1280万ポンド(約24億4000万円)の契約解除条項があるという。

なお、この契約解除金は2025年夏になると、850万ポンド(16億2000万円)にまで減額される模様。ただし、今夏に指揮官招へいが必要なリバプールは、アモリム招へいを決断した場合1280万ポンドの支払いもやぶさかではないとのことだ。

アモリム監督は母国ポルトガルのカーザ・ピアで監督キャリアをスタート。2019年12月にブラガの指揮官に就任すると、1か月後に行われたタッサ・ダ・リーガ決勝でポルトに勝利し、キャリア初のタイトルを獲得した。

その後、2020年3月からスポルティングCPに就任。指揮2年目のプリメイラ・リーガでクラブを19年ぶりの優勝に導くと、今季も26試合を終えて首位に立つなど卓越した手腕を披露しており、ビッグクラブから関心を集めている。