オッペンハイマー」で主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィが、米ユニバーサル・ピクチャーズが手がける新作「Blood Runs Coal(原題)」に主演することが明らかになった。米Deadlineが報じている。

同作は、マーク・A・ブラッドリーのノンフィクション本「Blood Runs Coal: The Yablonski Murders and the Battle for the United Mine Workers of America」の映画化で、大手炭鉱の画期的な改革のきっかけとなった1969年の暗殺事件を題材としている。

組合員のジョック・ヤブロンスキーは、より安全な労働環境と健康保険の改善のために立ち上がるものの、組合長との対立から家族とともに残酷に命を奪われることになる。その後、労働法の専門家である彼の息子チップ・ヤブロンスキーが事件を追及するというストーリーで、マーフィはチップ役のほか、プロデューサーも兼任する。

脚本は「フォードvsフェラーリ」「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のジェズ・バターワースとジョン=ヘンリー・バターワースが執筆する。

マーフィといえば、「オッペンハイマー」をはじめ、「ピーキー・ブラインダーズ」や「ダンケルク」など時代もので存在感を放ってきたことで知られる。「Blood Runs Coal(原題)」でもその魅力を存分に発揮してくれそうだ。

キリアン・マーフィ Photo by Jeff Kravitz/FilmMagic/Getty Images