いまや国民的人気を誇るアイドルグループ・日向坂46。2022年9月には4期生メンバーを新たに迎え入れ、さらなる躍進を目指している。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」では、まだまだフレッシュな4期生メンバーが偉大な先輩たちに追いつくためのオリジナル番組「日向坂になりましょう」を配信中。初々しい頃のメンバーの姿が見られる同番組を1話から振り返り、改めて4期生の成長の軌跡を追っていく。

【写真】どきどきキャンプ・佐藤満春を半泣きにさせた佐々木久美

■順風満帆でスタートしたわけではない日向坂46の歴史

「4期生育成バラエティ」と銘打たれた同番組。初回のゲストは「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系Leminoにて配信中)にも出演し、同グループと縁が深いお笑いコンビ・どきどきキャンプの佐藤満春だ。大のおひさまとしても知られる佐藤が持ってきた企画は、「日向坂46を知りましょう」というもの。

1人前のメンバーになるためには同グループの歴史を知るべし、という佐藤の企画に4期生たちは興味津々。2016年の“けやき坂46”結成時点からのタイムラインに沿って振り返っていく佐藤は、さすがのリサーチ力を示すように巨大フリップでさまざまな事件を振り返っていく。

たとえばグループの結成当初は、他グループに比べて握手会で空列が目立ったというエピソード。ロケットスタートではなかったという先輩たちの苦労談なのだが、実は当時から推していたと“古参”アピールをしたのは平尾帆夏だ。鳥取県出身でライブにはなかなか駆けつけられなかったが、濱岸ひよりと2023年に卒業した渡邉美穂の大ファンだったという。

同グループのオーディションを受けたのもオンラインミート&グリートで渡邉から勧められたのがきっかけだという平尾。先輩たちが歩んできた道が4期生のいまに繋がっていると感じられる、直接的なエピソードだ。

ちなみにミート&グリートの話が出てきたものの、番組収録当時はまだ握手会未経験だった4期生たち。初々しさの残る彼女たちが、なかでも「握手会が得意そうな人」で名前を挙げたのは宮地すみれだった。

満場一致で選ばれた理由を、清水理央は「“マルや”です!」ときっぱり宣言。あざとい振る舞いを揶揄する「やってんなあ」の“や”を取った“マルや”呼ばわりに、本人は「違います!」「自覚ないんです!」と否定する。

しかし隣に座ると肩に頭を預けるという手口をはじめ、「チョン」「ポイ」など行動の端々に自ら効果音をアフレコする普段の姿を暴露された宮地。テロップでも「宮地は“マルや”確定」と断罪されるに至ったのだが本当に自覚がなかったのか、顔が終始真っ赤に染まっていた。

■勉強熱心な姿はこのころから

グループのデビューから間もなくスタートしたバラエティ番組ではあったが、メンバーは積極的に参加する姿勢が目立った。まさに十人十色日向坂46だけに、出てくるエピソードも笑いを誘うものから感動を呼ぶ話、メンバーのウラを暴露など個性が見え隠れしている。

だがやはりバラエティでは素が出やすいせいか、メンバーの勉強熱心で真面目な一面が光った。特に宮地の勤勉さはさすがで、ゲストの佐藤がかつてインタビューで語った話をわざわざ見てきたのだという。

日向坂46のデビューシングル「走り出す瞬間」ヒット祈願にメンバーがバンジージャンプをするという企画で、メンバーの奮闘にボロ泣きしていた佐藤。だがキャプテンである佐々木久美が先頭を走るべく挙手した勇気に、メンバーがジャンプする前から半泣きだったのだとか。テレビには映っていなかった話をわざわざインタビュー記事で見つけてきた宮地に、佐藤も驚いていた。

番組開始早々から“マルや”認定された宮地だったが、相手に興味を持って積極的に動く姿勢はさすが。バラエティでは人と多く絡むことになるため、コミュニケーション能力が大事になる。人に好かれるポイントを押さえた宮地の言動は、このときから既に今後の活躍を暗示していたといえるだろう。

平尾帆夏 ※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより