2024明治安田J1リーグ第5節が30日に行われ、サンフレッチェ広島とガンバ大阪が対戦した。
無敗同士の一戦は、中盤での拮抗したせめぎ合いが続く展開に。前半の終了間際、両チームが立て続けにビッグチャンスを迎える。まずは42分の広島。ペナルティエリアの外から松本泰志がシュートを放つと、相手GKが弾いたボールを川村拓夢が拾って折り返す。ゴール前に詰めた加藤陸次樹が合わせたものの、ボールは右ポストと左ポストに当たってゴールとはならない。
一方のG大阪は前半アディショナルタイム2分、カウンターを仕掛け、黒川圭介がボールを持って左サイドを駆け上がる。黒川は中央のウェルトンとのパス交換でペナルティエリア左に侵入し、グラウンダークロスを供給。ゴール前の山田康太が受けたものの、タイミングを逸してシュートは相手DFに防がれた。試合はスコアレスで折り返す。
後半に入ってからは広島が押し込む時間が続く。63分、松本が右サイドの深い位置から折り返し、ゴール前の大橋祐紀が頭で合わせたものの、シュートはポストに嫌われた。
試合の均衡が破れたのは76分、G大阪が先制に成功する。ネタ・ラヴィが驚異のボールコントロールで自陣での密集を突破し、前方へスルーパスを供給。右サイドから坂本一彩が送った高速クロスは相手GK大迫敬介に弾かれたものの、ウェルトンがこぼれ球を押し込んで移籍後初得点を記録した。
すると78分、広島がすぐに試合を振り出しに戻す。21日にアルビレックス新潟から電撃移籍加入した新井直人が、ペナルティエリア手前のこぼれ球に反応して左足一閃。弾丸シュートをゴール左下隅へと突き刺し、デビュー戦で加入後初得点を記録した。
試合はこのまま終了。勝ち点「1」ずつを分け合い、ともに無敗継続となった。次節は4月3日に行われ、広島は敵地でFC町田ゼルビアと、G大阪はホームで京都サンガF.C.と対戦する。
【得点者】
0－1 76分 ウェルトン（G大阪）
1－1 78分 新井直人（広島）
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