なにわ男子・藤原丈一郎

オリックス・バファローズの熱烈なファンの1人として有名な人気アイドルグループなにわ男子のメンバー藤原丈一郎が、29日に京セラドーム大阪で行われたプロ野球開幕戦、オリックス福岡ソフトバンクホークスによる試合前の特別始球式に登板した。

藤原は2022年から3年連続で本拠地開幕戦の始球式を務めており、昨年はフジテレビ系ワイドナショー』の出演がキッカケとなり実現した雅楽師の東儀秀樹親子との共演が話題となっている。

 

■満足の投球

チケット完売の超満員となったスタンドに囲まれて、なにわ男子のデビュー曲『初心LOVE(うぶらぶ)』が流れる中マウンドに向かった藤原は、山なりながらもノーバウンドで、オリックスキャッチャー森友哉のミットに球を投げ込んだ。少し高めだったがスタンドからは大きな拍手が贈られた。

そのままインタビュールームに現れた藤原は「今年はノーバンでギリギリ(ストライクが)入ったんじゃないかと思います。投げた後、安達(了一)選手(兼任コーチ)が待ってて『高いよ』と言われたんですけど、いいできやったのかなと思います。ストライクだと思うと90点ぐらいですね」と本人的にはかなり満足のいく投球だったようだ。

 

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■「もう早く開幕してくれって」

今年が3年連続3度目の登板となったが「イメージトレーニングは山ほどしました。やっぱり前回はベースの上にバウンドしたぐらいで、森選手が下から思いっきり救い上げてくれて、ストライクに乗せてくれたので、今年は絶対ノーバンで行こうって決めてたので」コメント。

続けて「あとは3年目ということなので、多少の緊張感はなく投げられたので。でも僕はほんまに今日という日をすごく楽しみにしてたので、緊張とか、その始球式の練習よりかは、もう早く開幕してくれって思ってた気持ちが強かったですね」と生粋のファンなだけに、自身の始球式よりも開幕するのが楽しみで仕方なかったそう。

3月29日からプロ野球が開幕して、ここから長いシーズンですけども、 プロ野球選手の皆さんもそうですけども、ファンもね、声を枯らすぐらいの勢いで 精一杯応援していきたいので、僕も京セラドーム、そして神戸(ほっともっとフィールド神戸)もそうですけど、いろいろなところに行って、この熱い声援を届けたいなって思ってます」とチームの4連覇に向けて、今年も全力で応援していくことを誓っていた。

 

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■投球練習の相手は…

始球式前の投球練習の相手は、昨年新人王を獲得し今年は宮城大弥とともに、ダブルエースとしての期待が大きい山下舜平大が務めてくれたという。

藤原は「舜平大投手とキャッチボールをさせていただいて、 舜平大投手がラスト1球の時に、投げる時にもうちょっと大きく投げてくださいって言ってくれて、投げたらストライク入って。それを意識しながら投げさせていただきました。2人でキャッチボールして、すごい楽しかったです」と山下のちょっとしたアドバイスからストライク投球ができるようになったという秘話も明らかにした。

ちなみにこの日は「JR環状線を利用して大正駅で降りて、オリックスファンと一緒に歩きながら京セラドームに来て、それぐらいウキウキしてたので、早く試合が観たい」と親近感溢れるコメントをし、インタビューが終わると試合を観戦するためすぐに移動している。

 

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■オリックスファンもなにわ男子を応援

藤原がオリックスファンを公言してから、藤原やなにわ男子のファンがオリックスのファンクラブに入会したり、オリックスファンになり、球場で観戦する現象が起きており、ますだおかだの岡田圭右とともに、チームが弱かった頃から応援し続けて来ただけに、オリックス・バファローズの広報活動に多大な貢献を果たしているのは言うまでもない。

その結果、なにわ男子を応援するオリックスファンも増えているという。今度はなにわ男子のドームツアー京セラに凱旋してもらいたい。

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