日本医師会では3月24日(日)に、診療所における新興感染症対策研修を日本医師会館で初めて実施いたしました。

研修プログラムについては、日本医師会「新興感染症対策研修検討プロジェクト委員会」(以下、プロジェクト委員会)で検討。今回の研修は医師会ブロック都道府県医師会や郡市区医師会のためのモデル研修という位置づけで行いました。

診療所の新興感染症に対する総合力を高めることなどが目的

この研修の目的は、次の新興感染症のまん延時を想定して、診療所における感染対策・発熱外来等での新興感染症に対する総合力を一層高めること、そして、受講者に全国の各地域において感染症対策研修の企画・実施する際に必要な知識・知見・技術を身につけてもらうことにあります。

講師には、プロジェクト委員会委員の先生を中心に、都道府県医師会役員・日本環境感染学会の方々にご参画頂きました。


受講者は43の都道府県102名でした。研修内容は、座学は事前にWEB講習とし、当日はより実践的な実技実習や、机上演習に大きく時間を割きました。


研修冒頭に、松本吉郎会長より開会あいさつ、プロジェクト委員会委員長の舘田一博先生による研修趣旨説明があり、その後受講者は各グループに分かれ、実技実習を開始いたしました。


検体採取実技演習

研修の後半は、いくつかの診療所の図面のパターンを用いて、平時から備えとして手指消毒薬・個人防護具(PPE)の配置場所や、新興感染症発生した際に発熱外来を実施するためのゾーニング方法について、演習・ディスカッションを実施しました。

最後に、日本環境感染学会理事長の四柳宏先生、オブザーバーとしてご参加頂いた厚生労働省地域医療計画課 災害等緊急時医療・周産期医療等対策室の樋渡健悟室長補佐に講評を頂いた後、茂松茂人副会長による閉会あいさつが行われ、研修は終了しました。

なお、研修の概要が分かる動画及び関連資料は参考として、各地で研修を企画する医師会関係者を対象に後日限定公開する予定です。

問い合わせ先:日本医師会地域医療課、広報課 ☏ 03-3946-2121(代)

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